近年人口が2000人を切り高齢化日本一とされ、消滅する可能性が最も高いと村と言われている群馬県南牧村には、一見変わったラーメンが話題を呼んでいるとのことで訪れてみました。
南牧村は昔から林業が盛んな村で、特に炭製品が有名なため、村が消滅するという危機を打破しようと、炭の粉を練りこんだ麺を製作し、これで村おこしを始めようと決意しました。
そして、平成14年から麺が真っ黒でインパクトのある炭ラーメンを生みだし販売したところ、その強烈なインパクトからお客様が殺到し、今では県外からのリピーターも多いほど炭ラーメンは話題を呼んでいます。
私も県外の者でありますが、ここでしか食べられない炭ラーメンにはまってしまい、南牧村を訪れる際にはいつもここでお昼を食べています。
今回はそんな真っ黒な麺の強烈なラーメンを生んだ、千歳屋の炭ラーメンを紹介したいと思います。
千歳屋の場所、アクセス
下仁田インターを降り国道254号を下仁田町方面へ走り、下仁田の信号を左に曲がり、国道45号を南牧村方面へ走ると、道の駅なんもくが見えるので、越えたらすぐに着きます。
駐車場
駐車場有
7~8台くらい停める事が出来ます。
外見
定休日は毎週水曜日となっていますが、たまに臨時定休することもあるそうなので(1回くらいました…)お越しの際はお電話で確認した方が良いかと思います。
炭ラーメンとは?
では、さっそく食べてみましょう!
これが噂の炭ラーメンです。(醤油ラーメンを注文)
一見普通のラーメンに見えますが…
麺をすくうと、なんと!麺が真っ黒です!
何も知らないで麺をすくったら驚きますね。
スープは豚骨のような色でしたが、しっかりと醤油ラーメンです。
よく噛むと、ほのかに炭の味を感じる事も出来ます。
おや?
これはこれは、ラーメンの中に下仁田ねぎが入っていました。
口に入れた瞬間ねぎがとろ~んと熔けました。
下仁田ねぎの特徴ですね。
その他の炭グルメ
炭ラーメンの他にもこんなメニューがあります!
ズバリ、炭ギョーザ!
中は肉がたっぷり入っています。
肉汁たっぷりで何もつけなくても十分味が出ていて美味しかったです。
メニューです。
他に炭ソース焼きそばもあるんですね!
普通の定食も美味しそうです。
炭グルメ以外は普通の中華料理屋ですね。
お土産に炭まんじゅうはいかが?
千歳屋のすぐ隣には信濃屋嘉助という老舗の和菓子屋があります。
この和菓子屋にも炭グルメがあります。
ちなみにこの和菓子屋には炭ラーメンのお土産も売っているそうです!
自宅であの真っ黒なラーメンを味わえますね!
私がおすすめするのはこの炭まんじゅうです。
皮に南牧産の杉の炭が練りこまれ、中にはチーズが入っています。
餡はこしあんで、チーズの酸味があんこの甘さを引き立てられ、より一層甘みを感じます。
店の前には川が流れ、南牧村の自然を愛でながら和菓子を頂くのも良いですね。
お土産用の炭ラーメンを家で食べてみた
信濃屋嘉助で販売されているお土産用の炭ラーメンです。
2食スープ付きで500円で販売されています。
完成品がこちら!
トッピングすると、本場の炭ラーメンとほぼ同じに見えますね。
スープは醤油味で、お店で食べる味とほとんど変わらない味でした。
麺も相変わらず真っ黒で、すくう度に興奮してしまいます。
炭ラーメンはお土産に持ってこいな一品だと思うので、南牧村を訪れてお土産を考えている人はぜひ買ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
大自然に囲まれた南牧村の炭を使用した炭ラーメンは、見た目はどこにでもある普通のラーメンですが、麺をすくうと白いスープから突然真っ黒な麺が現れ、初めて食べる人に驚きと衝撃を与えるユニークなラーメンです。
インパクトの強い炭ラーメンですが、味は薄味で炭が練りこまれた麺はじっくり噛むほど口の中で炭の味が広がり、食べる人への健康を考えられたやさしいラーメンであると感じる事が出来ます。
山肌に立ち並ぶ家々や多くの人々の力で積み上げられた石垣が連なる、まさに日本の原風景を感じさせる南牧村を訪れた際には是非、南牧村のやさしさが込められた炭ラーメンを食べてみてはいかがでしょうか?