南牧村の伝統行事である大日向の火とぼしが行われる、大日向地区の県道を走行中、ちょっとしたcafeという看板と幟が見えていきます。
毎度登山や観光でこの道路を通っているのでいつか入ってみたいと思っており、秋の二連休南牧村の旅にちょっとしたcafeを訪れました。
見た感じ一般的なcafeではなく建物も古民家なので、恐らく古民家カフェである事は分かっていましたが、店名の”ちょっとした”とは一体どのような意味が込められているのか、ちょっと気になったので今回は南牧村の古民家カフェ、ちょっとしたcafeを紹介します。
ちょっとしたcafeのアクセス、情報
アクセス
下仁田ICを降り、国道254号を南牧村方面に進み、下仁田の信号を左に曲がり、県道45号、93号沿いにちょっとしたcafeの看板が有ります。(インターから約20分)
情報
【住所】〒370-2806
群馬県甘楽郡南牧村大日向1517草木萌動1階
【営業時間】11:00~15:00
【定休日】月曜(臨時休業あり)
【駐車場】有
【公式サイト】
農家の古民家を改装したカフェ
農家の古民家を改装してオープンされたとの事で、見た目はご覧の通り今も農業を営んでいるような古民家そのものですね。
お店だけでなく、実際に農業もされているのかもちょっと気になるところです…
南牧川を中心に谷口集落を形成された南牧村は石垣文化の盛んで、見渡す限り石垣を見ることができ、今もなおその姿を保ち続けている、まさに日本の原風景そのものを味わえる村、それが南牧村です!
そんな素晴らしい村にこのような日本の伝統文化溢れる家屋で味わうカフェとはどんなものなのか早速参りましょう!
風情溢れる古民家カフェの内部
二階建てですが、カフェは一階のみになっています。
入口もご覧の通り完全に民家の玄関ですね。
入店というより、おじゃましまーす!って言いたくなってしまうw
中に入るともちろん玄関です。
まぁ古民家なので靴を脱いで上がるのは当然ですが、人の家に入るような感覚です。
入ってすぐ隣には食事スペースがあります。
基本、元の民家そのままの間取りになっていますが、所々コーディネイトされた空間になっていますね。
席はお座敷が畳のところに3箇所、板張りの床に1箇所あり、テーブル席が3箇所ありました。混んでいない時は好きなところに座ればいいと思います。
壁には南牧村の写真やイラストが飾られています。
こちらの絵は真ん中に火とぼし、天狗とお堂と奇岩から黒滝山不動を表しているのでしょうか?龍の絵は恐らく龍神の滝だと思いますね。
黒板には本日のごはんとケーキの内容が書かれています。
ホワイトボードではなく、黒板というのがやはりこの室内に合っていますね!
私は迷いもせず、畳のお座敷に座りました。
どうしてもこのような形式だと私は胡坐ではなく正坐をしてしまいます…
正坐の方が落ち着くし、正坐の方が目線も高くなって周りがよく見える。
けれど長時間の正坐は厳しいので途中、足を崩してしまいますね…
本日のごはんをいただきましょう!
さて、黒板に書いてあった本日のごはんをいただきましょう!
本日のごはんは、おにぎりとみぞれうどんです。
小さめのおにぎり二個と何でしょう、ピンク色のうどんが出されました。
おにぎりのは混ぜ込みのおにぎりともう一つは味噌が込められたおにぎりですね。群馬は味噌が有名で、道の駅などにこんにゃくに付ける味噌や味噌ぱんなどが売られています。
そしてメインディッシュのうどんがこちら。
全体的にピンクに見えるのはこの大根おろしがピンク色だからですね。
まぁピンクに見えますがこれは赤大根という大根で、恐らく地元で採れた大根だと思われます。色付き大根おろし一つでこんなオシャレなうどんにもなるんですね。
その他、下仁田ねぎや春菊っぽい野菜も入っています。
うどんも平べったく太い麺で、このうどんも群馬県の郷土料理である”おっきりこみ”の一つだと思われます。
味付けも醤油や味噌を使ったものがあるらしく、こちらはどちらかと言うと醤油ベースで作られていました。ただ、このおっきりこみは味付けや具材も様々で、家庭やお店によって味が違うオリジナリティーの強い料理です。
このうどんも他にはない、ここでしか食べられないたった一つのおっきりこみという事になりますね。どれも野菜が豊富なので体に良い郷土料理です。
本日のごはんはその日によって異なるので、どんなごはんが出てくるのか楽しみです!
さて、ケーキセットも注文したので、早速食べましょう。
本日のケーキは黒糖チーズケーキでした。
酸味の効いたチーズと甘みの濃い黒糖が見事に調和されて美味しかったです。
もちろんケーキも手作りで、日によって違うのでその日のケーキを味わうのも良いですね。
ちなみにメニューはこんな感じです。
コーヒーやジュース、ハーブティーがあり、どれも地元の果物や茶葉を使用したオリジナルドリンク、更にちょっとしたお菓子も揃っています。
最後に
コンビニもない、今も昔もほとんど変わらない日本の原風景を感じさせる南牧村の古民家カフェ、ちょっとしたcafeは地元で採れた野菜や果物を使用して作る食事やお菓子をちょっと味わえるカフェです。
店の外見と内装は古民家そのもので、中は広々と落ち着いた雰囲気にアレンジされていて、寛げる空間になっています。
また、道路沿いに位置し、ドライブや観光がてら気軽に立ち寄る事も可能なので、南牧村を訪れた際に、ちょっとお茶をしたいなと思ったらぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?