素晴らしき日本の景色たち

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【伊豆】絶景スポットの細野高原、三筋山をハイキング!

熱海、伊東、熱川温泉など、温泉地帯が続く東伊豆の海岸沿いは観光スポットが多く、ドライブや電車でも、気軽に立ち寄る事ができ、天気の良い日には絶好の展望を味わえる伊豆半島でも人気のエリアです。

今回紹介する絶景スポットは東伊豆町にある三筋山です。

山頂までの道のりは稲取細野高原という、海を眺める事のできる広い高原地帯が広がり、高原の周辺にはキャンプ場もあり、特に秋にはススキが高原一帯を黄金に輝かせ、海と美しい高原の景観が素晴らしい絶景スポットとして有名です。

また、高原にはハイキングコースが設けられていますが、山頂直下には駐車場もあり、ドライブがてら気軽に絶景を楽しめる事も可能です。

今回は片道1時間弱のジオスポットにも認定された雄大な高原のハイキングコースを歩き、三筋山山頂から360度の絶景を堪能したので、早速紹介したいと思います。

細野高原第一駐車場~山頂直下駐車場

駐車場から山頂方面を眺めると、風車が何基もあります。

この段階でもすでに絶景ですね!

今回のハイキングルートは、①から⑧、⑦、⑥、⑤の順に登っていくルートを選択します。まずは①と書かれたポイントへ向かいましょう。

駐車場からすぐに①のポイントに到着。

ここから湿原のコースを歩いて行く事になります。

湿原には川が流れており、周囲には木々も生え、植物の宝庫になっています。

川を渡るとすぐに⑧のポイントに到着します。

ここからは視界の広い草原を歩いて行きます。

正面奥には何基もの風車が見えてきます。

あの風車は恐らく三筋山山頂付近にあると思うのですが、このような緑の高原と青空と非常にマッチして、いい絵になりますね。

登山道沿いにはご覧の通り、大きな岩が転がっていますが、これは火山弾でしょうか?

三筋山は天城山の一部との事で、それはつまり火山の仲間という事になります。

天城山自体火山の名残をほとんど持たないので想像しずらいと思いますが、火山であった名残も少なからず見られるそうですよ。

そして、あっちゅーまに⑦のポイントに到着。

ここまで緩やかな坂道でしたが、ここから先も暫く緩い道が続きそうです。

暫く進むと、何やら森のような道に差し掛かりますが、基本コンクリートの道を歩いて行きます。

地図の通り、どうやらこの辺りは水源かん養保安林で、木々に覆われた場所みたいですね。

少し覗いてみると、先ほどまでの広大な草原とは違い鬱蒼とした森になっています。

水源かん養保安林には様々な役割があるそうで、雨水を蓄えたり、水質を浄化するなど、この高原にとって欠かせない存在になっています。

森林の途中にはツツジが咲いていました。

このツツジはヤマツツジでしょうか?

緩やかな道を登り進むと、⑥のポイントに到着します。

ここから先はいよいよ本格的な坂道になるので、気を引き締めて参りましょう。

本格的な登りと言っても、先ほどまでのコンクリート道である事は変わらず、登山靴ではなく普通のスニーカー程度で全然問題ありません。

次第に標高が上がるにつれ、景色もよくなってきますが、今の時期だと新緑の草原が綺麗ですね!

青空と緑のコントラストがいい感じに写ります。

振り返ると今まで歩いてきた道が広がり、草原の中を蛇行する感じがたまりませんね!

霧ヶ峰には及びませんが、草原の中を描くコンクリート道は非常に絵になります。

途中、展望の良さそうな場所に繋がる道を発見したので、そちらに行ってみましょう。

恐らく山頂ほどではありませんが、ここからも十分な景色が広がっていますね。

右奥に見えるピークも登山可能でしょうか?気になるところです。

先ほどまで歩いてきた道、⑦から⑥にかけての道がよく見え、右端の森は水源かん養保安林ですね。

その奥に聳えるのは天城の山々でしょうか?

さて、山頂まではもう少し歩きます。

標高が上がってきました。

歩いてきた道の全体が見渡せるようになり、これはこれで絶景です。

山頂直下駐車場~三筋山山頂

そして⑤のポイントに到着。

ここまで来れば山頂まであとわずか。

ちなみに車はここまで来られるそうで、すぐ隣には駐車場が完備されています。

駐車場奥には簡易的なトイレもあります。

では早速山頂へ参りましょう。

看板には途中、絶景ポイントがあるそうなので、そちらにも寄ってみましょう。

先ほどまでのコンクリート道ではなく、ようやく登山道のような形になりましたが、山頂までは階段の道になります。

ただ、急登や岩場などは一切なく、比較的登りやすい道なので、スニーカー等の靴でも簡単に登れる道です。

おや?どうやらここが絶景ポイントのようです。

おすすめの写真スポットとも書かれているので期待が膨らみます!

絶景ポイントからの光景です。

正面には海が広がり、下界の様子もよく見えます。

先ほどの展望台より見晴らしもよく、非常に清々しい景色が広がっています。

正面の芝生は急になっているので、近づく時は注意しましょう。

振り返ると、風車も先ほどより近くになりました。

ここから山頂までほんの数分で到着します。

三筋山山頂からの景色

そしてついに、三筋山山頂に到着しました!

山頂は広く、標識のある展望台デッキと奥にはベンチがいくつかあり、絶景を眺めながらのんびりできる広場になっています。

海の向こうには大島がはっきりと見え、空気が澄んでいれば伊豆諸島すべてを眺める事も可能だと思います。

天城方面の山々もよく見えます。

南の方を眺めると、海岸沿いの道路が確認できます。

ちなみに登山口で見えた風車がこんな近くで見る事ができます。

近づくと、「ブォン、ブォン」と音を立てながら勢いよく回っている様子がよく分かります。

三筋山から先にも登山道は続き、その気になれば天城山山頂まで行く事ができます。

天城山縦走がてら、こちらの三筋山方面へ進むのもいいかもしれませんね。

三筋山山頂~細野高原第一駐車場(別ルート)

さて、三筋山からの絶景を堪能したので、スタート地点に戻りましょう。

地図の⑥まで同じコースを下り、そこから別ルートを歩きましょう。

下り終え、再び⑥の地点に戻ってきました。

ここから③、②、①の順に戻っていきたいと思います。

暫く進むと、一般車両進入禁止の看板がありました。

地図で確認すると、確かに③から⑥の間は歩道になっていましたね。

③地点に到着しました。

ここからは再び水源かん養保安林の道を歩いて行く形になると思います。

行きに歩いた水源かん養保安林と違い、こちら側は鬱蒼としたコースになっています。

道幅も広く、ハイキングコースよりも一般道と言った方がしっくりくると思います。

途中には川が流れていたり、小さい滝のようなものもありました。

そして緩い下りを歩いて行くと②のポイントに到着。

ここからは三筋山と山頂付近の風車が再びよく見える場所になります。

スタート地点の目前にいい感じの東屋があったので、撮影しました。

青空と風車、そして目の前には雄大な新緑が広がる光景。

何ともいい感じです!

そしてスタート地点に戻って参りました。

歩いても車で登っても楽しめる山でした。

三筋山、細野高原のアクセス、駐車場

細野高原までの道のり(アクセス)

 

国道135号から途中、細野高原入口の看板があり、それに従って道を進んでいきます。

住宅街を通るので、走行中は注意しながら車を進めましょう。

案内看板は至る所に設置されているので、迷うことなくたどり着く事ができるので、安心して進めます。

住宅街を抜けると林道になり、暫くするとキャンプ場が見えてきます。キャンプ場の先に進むと第2駐車場、第1駐車場があり、第1駐車場がスタート地点になります。

駐車場

駐車場は第1駐車場が一番近く、20~25台ほど停められるスペースになっています。

もちろん無料で、24時間利用可能なトイレも設置されています。

おすすめパワースポット、はさみ石

稲取地区には細野高原や温泉など様々な観光スポットがありますが、その中でも「はさみ石」という隠れパワースポットがある事をご存知でしょうか?

それは、国道135号からは眺める事のできない場所にあり、獣道を下って行かなければたどり着く事のできない困難な場所に存在します。

というのも、このはさみ石は旧国道沿いに位置し、現在の国道より少し離れている為にしかも旧国道は伊豆大島沖地震により復旧不可能な廃道となり、到達が非常に難しい場所になってしまいました。

しかし、地震が起きても神々しいはさみ石の姿は健在で、しかもはさみ石神社というお社も近年新しくなり、祭儀も行われているそうです。

そんなレアなパワースポットを以前訪れ調査したので、興味のある方はぜひはさみ石の記事をご覧ください。

www.narisuba.com

最後に

いかがでしょうか?

三筋山は細野高原のハイキングコースに含まれた山で、雄大な湿原は火山活動によってもたらされた大地の芸術品で、新緑の季節には美しい草原地帯になっています。

また、初夏だけでなく、秋には高原一帯にススキが見られ、秋は秋で趣のある光景が広がり、お好みの景色を楽しめる山になっています。

今回は登山として三筋山を登りましたが、ドライブがてら山頂直下まで車を進める事ができるので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。