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德仙丈山登山|日本最大級のツツジが見られる花の名山!気仙沼側登山口から登ってみた

5月半ばは連休を使って東北地方へ出かけました。

初日に訪れた場所は宮城県と岩手県の県境付近にある德仙丈山で、日本最大級のツツジの郡生が見られ、その数はなんと50万!国内でもツツジの名所として知られた山です。

近年の異常気象や黄砂の影響が心配でしたが、運よく前線が去り青空の下で満開のツツジたちを見る事ができました。ツツジは登山口から山頂、更に本吉側登山口に至るまで隙間なく咲き誇り、歩くだけでツツジの美しさに魅了されてしまいます。

德仙丈山は人気のある気仙沼側と本吉側の2つの登山口があり、登山道には数ヶ所のビューポイントが設けられ、ツツジのピークには多くの観光客で賑わいを見せます。

今回は東北のツツジの名所である德仙丈山の美しいツツジが見られるポイントや山頂からの絶景を紹介したいと思います。

德仙丈山のアクセス、駐車場

 

本吉気仙沼道路、気仙沼ICから車で約18分。登山口に無料駐車場とトイレが完備されています。

駐車場は広く、約120台駐車可能です。

気仙沼側登山口~第1、第2展望台

広い駐車場と綺麗なトイレがある気仙沼側登山口から参ります。

登山道入り口から既にツツジの群生が見られます!

スタート直後の登山道もこんな感じで、左右がツツジのトンネル状態になっています。

開始早々からここまで見れるのであれば、ビューポイントは一体どれほどの光景なんでしょうか?この時点でワクワクします。

暫く登ると、いこいの広場という場所に到着します。

ここは広場になっていて、広場にはデッキのような場所も設けられており、のんびり座る事もできます。

いこいの広場を過ぎると、つつじの女王「エリザベス」というツツジが登場します。

エリザベスは一際大きく、花の色はヤマツツジやレンゲツツジと違いピンク色の濃いツツジです。女王と呼ばれるので花が大きいのかと思えば、意外にも花自体は小ぶりで、可愛らしい姿でした。

エリザベスを過ぎると最初のビューポイントである第1展望台まであと少しです。

相変わらず登山道沿いにはヤマツツジが咲き、途中で止まっては写真を撮ってしまいます。

そして最初のビューポイントである第1展望台に到着。

ここからは正面にあるつつじが原を眺める事ができます。

登って見ると目の前には広大なヤマツツジが広がり、その姿はまるでツツジの大海原のようです。

德仙丈山のツツジを紹介される時によく見かける光景で、見た瞬間歓喜が上がります。一緒に眺めていた人たちもこの光景にはもちろん感動していました。

正面には室根山が見えます。その隣には近くにある大森山もバッチリ見えますね。

また、目下にはツツジが広がり、青空と山の緑、ツツジの赤の三色カラーが何とも素晴らしいです。

さて、第1展望台から第2展望台までは歩いてすぐに到着しますが…

振り返るとこの街道もなかなかの光景ですね!思わずシャッターを押してしまいました。地図にはビューポイントが数ヶ所記されていますが、ここまでの群生だと自分が良い!と思う場所はどこでもビューポイントになりますね。ちなみに右奥が先ほどの第1展望台です。

第1展望台からすぐに第2展望台に到着します。

先ほどの展望台と同じく、木造の展望台です。

ここからは気仙沼方面が良く見渡せ、入り組んだ海岸沿いを眺める事ができます。

拡大すると気仙沼と大島を結ぶ気仙沼大島大橋も確認できますね。

反対側は大きなツツジで視界が遮られていますが、奥には風力発電所の風車が見えました。なかなかの圧迫感ですが、このアングルもいい感じです。

つつじ街道~德仙丈山山頂

そして第2展望台のすぐ隣からビューポイントであるつつじ街道に差し掛かります。

この街道は緩やかな坂道となり、両サイドには背丈の高いツツジたちが花を咲かせ、まるでヤマツツジのトンネルを歩いているようです。

坂の下から眺めるツツジもいいですが個人的には坂を登り切った辺りから眺めるつつじ街道が美しく見えます。

緩い坂道のつつじ街道を登りきると、山頂までの登りに差し掛かります。

遊歩道と書かれているので、基本歩きやすい道になっています。

暫くジグザグの坂道が続きます。

この時期はツツジ目当ての方が多く、登山者よりも一般の方が多いように感じます。服装を見るとラフな格好の方も多数見られます。ツツジのシーズンでなければ、恐らく登山者しかいないでしょう。

ジグザグ登山道を登り終えると、再び赤色のツツジたちの姿が現れます。もう間もなく山頂に到着します。

德仙丈山山頂~本吉側登山口までの見どころ

そして遂に德仙丈山山頂に到着。

第1、第2展望台から眺めた景色より一段と展望が良く、標高711mと低山ですが東北の名山を一望できる展望所です。

正面には先ほど眺めた室根山と、この日は少し霞んでいた為はっきりと見えませんが、五葉山や早池峰山まで眺める事が可能です。

ツツジの山として有名ですが展望も素晴らしく、これならツツジ以外のシーズンに登りに来ても十分満足できる展望です。

山頂付近もツツジの群生が広がり、遠くの景色とツツジとのコラボ写真を何枚も撮ってしまいました。絶景と花はよく合いますね!

第2展望台から眺める事のできた海岸沿いも更によく見えます。

また、第2展望台からは見えなかった南の方の海岸沿いもよく見えました。運が良ければ金華山方面まで眺める事ができるそうです。

山頂は縦に長く特にテーブルやベンチはありませんが、寛げるスペースがいくつかあります。山頂部もびっしりとツツジが咲き誇り、登山者の方々は空いたスペースに座りながらツツジを眺めたり景色を楽しんでいました。

また、山頂には神社がありました。

石で造られた社殿で、このような形の神社は珍しいですね。扉が三つありますが何の神様が祀られているのでしょうか?

さて、山頂から次は本吉側登山口へ向かいましょう。

先ほど登ってきた道とは反対側に下るルートがあるのでそちらに向かいます。

こちらの道は先ほどのコースより急で、下るのも少し大変でした。

つまり、登りはそれなりに苦労するという事です。

下り終えて振り向くと、これもまたツツジが綺麗に咲き誇っています。

ちなみにここはお祭り広場という名前になっていますが、ここでお祭りが行われるのでしょうか?名前の由来が気になるところです。

そして、お祭り広場から尾根コースの登りの途中で振り返ると、どうやらここがビューポイントみたいですね。

奥に聳えるのは德仙丈山の山頂部で、意外にも整った形になっています。その山肌を赤いヤマツツジが纏うように咲いた光景はまるで、栗駒山の神の絨毯のようです。ただ、山頂部は微妙に満開ではなかったのが少し残念です。満開だと山頂部が真っ赤に染まるそうなので、ここのビューポイントはぜひ訪れたいところ。

その後の尾根コースは展望の無い地味な登山道が続きます。

時折景色の開ける場所もありますが、気仙沼側のコースに比べ人が少なく、というか誰も歩いていないのが少し寂しいです…しかし、ツツジは相変わらず咲いているので飽きません。

緩やかに下っていくと、今度は急な下りになりますが、よく見るとなんと!長いロープが垂れ下がっています。ここはロープにつかまらないと、厳しい下りになりそうです。

長いロープを下ると、すぐに本吉側登山口に到着します。

登山口入口までは下りませんでしたが、本吉側登山口周辺も綺麗なツツジがたくさん咲いていました。

気仙沼側登山口も入口からたくさん咲いていましたが、こちらも負けないくらい美しいです!なのに人がいないのはもったいない!

本吉側登山口から今度はのんびり作業道というコースを歩きます。

作業道とは一体何なのか?と思いながら進みました。

先ほどの尾根道コースとは違い、道も広くなだらかな坂道なので歩きやすいです。

周囲も相変わらず綺麗なツツジで埋め尽くされています。

気仙沼側登山口付近とは違い、ほとんど人も歩いていないので、ゆっくりのんびりツツジを眺めながら自分のペースで写真を撮る事ができます。

のんびり作業道の見どころは2m以上の樹高群が見られるそうで、見上げると確かに背の高いツツジが多数見られます。よくぞここまで成長したものですね!やはりこの辺りは土壌が違うのでしょうか?

のんびり作業道を歩いていくと、先ほどのお祭り広場に合流します。

見上げると再び德仙丈山の山頂部が見えます。

合流後は再び気仙沼側方面へ向かいました。

室根山のツツジもおすすめ

德仙丈山からも眺める事ができた秀麗な室根山山頂付近にもツツジの群生があり、こちらも例年、つつじ祭りが行われるそうです。

毎年5月の中旬から6月上旬にかけて山頂付近一帯にヤマツツジやレンゲツツジが咲き、山頂まで赤色に染まった登山道はまるで楽園のような美しい光景を楽しめます。また、独立峰なので景色も良く、360度の大パノラマも堪能できます。室根山のツツジは德仙丈山の1週間後に咲くそうなので、両方の見頃を調整するのは大変ですが、距離もそこまで離れておらず、室根山は山頂付近まで車で訪れる事ができるので、立ち寄る事をおすすめします。

最後に

德仙丈山の50万本のツツジ、いかがでしょうか?

日本最大級のツツジの名所である德仙丈山は、初めて訪れた人には十分に感動するほど素晴らしい花の絶景でした。

登山口は二ヶ所ありますが、どちらも入口付近から絶え間なくツツジが咲き誇り、ビューポイント以外でも自分なりのビューポイントが多数あり、山頂まで様々なツツジたちの表情を楽しむ事もできます。また、山頂からの景色も素晴らしく、純粋に德仙丈山登山として訪れる事もよいと思います。

ツツジのシーズンにはぜひ、德仙丈山の50万本のツツジを眺めてみてはいかがでしょうか。