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東京湾唯一の自然島!豊かな自然と歴史遺産が残る宝島、猿島に上陸してみた!

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東京湾といえばどのようなイメージでしょうか?

神奈川、東京、千葉に囲まれ、工業地帯や工業地域が盛んで更に埋め立てにより様々な開発が進み、いかにも都会の海と感じると思います。

また、近年は水質汚染の影響により漁業には不向きな水質となり、自然とは縁のないイメージも付き物です。

しかし、このようなイメージの東京湾に唯一自然の豊かな無人島が存在していることをご存知でしょうか。

その島の名は猿島という可愛らしい名前の無人島で、古代から人が住み戦時中は要塞として使用されていたなど歴史の深い島です。

今回は東京湾唯一の自然島の観光スポットとして人気を博している猿島に行ってきましたので紹介したいと思います。

猿島とは?

猿島は商港、工業港、更に軍港として栄える横須賀港の中に位置し、多くの船が行き来する中で唯一存在する貴重な自然島です。

古代の遺跡から昭和には要塞として数多くの歴史を歩み、多くの貴重な歴史遺産がそのまま残されていた為、平成27年に国史跡に指定されました。

現在は豊かな自然と歴史遺産を残しつつ、砂浜では海水浴やBBQ、釣りをすることができ、島を楽しむレジャーアイランドとなっています。

また、最近ではアニメ”こみっくがーるず”の第5話に登場する海岸がこの猿島であり、これから聖地巡礼の地にもなりつつある島です。

猿島の場所、アクセス

 

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京浜急行横須賀中央駅を降り、案内の看板に従って歩くこと10分くらいで、三笠公園に到着します。

戦艦三笠があるのですぐに分かると思います。

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乗り場とチケット売り場はすぐ隣にあります。

ここでチケットを購入します。

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入り口です。

約10分の運航で猿島に到着します。

詳しくはこちらをご覧ください。

猿島の由来

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猿島という名前からこの島には猿がいるのか?と思いますが、実は今も昔も猿は一匹もおらず、島名と矛盾しています。

猿島の由来は1253年の5月に日蓮上人が房総から鎌倉へ渡る途中で嵐に遭い、絶体絶命のピンチの際にたどり着いたのがこの島で、そこに一匹の白い猿が現れ、島の奥に案内されたことから猿島という名がついたそうです。

余談ですが、猿は昔から縁起の良い動物とされ、日本では猿は魔が去る(サル)、何よりも勝る(マサル)と言うごろ合わせから魔除けの象徴として大切にされてきました。

日蓮上人が嵐の中この島にたどり着いた事により難を逃れる事ができ、災い(魔)を去る事のできる島という意味を込められ、“去る島”がいつしか“猿島”に変わったと捉える事も考えられるのではないでしょうか。

また、戦時中は要塞として機能していた島なので、如何なる敵にも勝る!から、げんかつぎにもなったのではないかと想像できますね。

つまり、そのように考えると猿島は非常に縁起の良い島名ということになります。

島内散策~史跡巡り~

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砂浜から山の方へ足を進めるとすぐに切り通しになります。

この切り通しはかつて実際に使われていた兵舎と弾薬庫がそのまま残され、交互に並んでいます。

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兵舎です。

兵舎にはこような小窓が付いています。

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弾薬庫です。

窓の付いていない方が弾薬庫です。

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弾薬庫の中には上の砲台に弾薬を運ぶための井戸のようなたて穴があるそうですが、外からでは確認出来ません。

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こちらも弾薬庫

生々しい跡ですね。

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レンガ造りのトンネル。

日本で最も古いレンガのトンネルで、中は二階建ての造りになっており、兵舎や弾薬庫の他、指令室も完備されていたそうです。

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猿島のレンガは全てフランス積で積まれています。

長いレンガ、小さいレンガの交互に並べる形式で、明治20年以降イギリス式が主流になる前に積まれていました。

現在は全国で猿島を含め4箇所でしか確認できない貴重な積み方だそうです。

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どれも生々しい光景ですが、ノスタルジーな気分になれる不思議な場所です。

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猿島には砲台跡が5座残っています。

鎖国の頃、江戸幕府は異国船の進入を防ぐために台場を設置されたそうです。

これにより、猿島は要塞の島へ姿を変えていきました。

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島の端には古代住居跡が残っているそうなので行ってみましょう。

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階段を下りるとここに着きます。

これは横穴式住居でしょうか?

竪穴式住居と違い横穴式住居は洞窟そのものに住みついたとされています。

中には貝塚が残され、季節ごとに採れる魚や海藻が出土されたため、一年通してこの洞窟を利用していたそうです。

残念ながら中に入る事は出来ませんでした。

島内散策~猿島からの景色~

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猿島には3箇所の広場があり、そこからそれぞれの景色を楽しめます。

ここは砂浜から一番近い広場です。

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ここからは観音崎を見渡せます。

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横須賀市街も間近に見えます。

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島の中央の広場です。

恐らくここが一番高い所なので、遠くまで見渡せます。

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米軍基地の住宅街が丸見えです。

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多くの軍艦が行き来する様子がよく分かります。

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横浜方面もズームするとよく見えます。

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一番奥の広場にやってきました。

この広場は千葉方面がよく見渡せます。

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第一海海堡、第二海海堡を眺める事ができます。

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釣りのスポットがあるそうなので、下ってみましょう。

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足場の広い磯で、絶好の釣りスポットになっています。

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穏やかな海岸のため、ただ眺めるだけで波の音に癒されます。

島内散策~砂浜ゾーン~

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猿島の入り口となる猿島浅橋

ここに着いた時、東京湾とは思えないほどの綺麗な海を見る事が出来ます。

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船の到着場所のすぐ隣は海水浴やBBQを行う事の出来る砂浜があります。

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フードコーナーもあります。

カレーやラーメン、軽食類やかき氷など様々です。

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ボードデッキは食事をしたり寛いだり出来るスペースです。

食事をしながら港を発進する艦船を眺めるのもいいですね。

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BBQを行うための機材や道具は全てレンタル出来るので、食材のみ持ち込めば楽しむ事が出来ます。

また、ゴミは現地で捨てられ、帰りは手ぶらで帰れるので有難いですね。

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売店も充実しています。

また、この上には事務所があり、そこでは猿島の資料館になっています。

資料館は無料で見学出来ます。

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お土産のおすすめはこれ!

お土産用に冷えていないビールとBBQでそのまま飲むために冷やされたビールがあります。

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陸へ帰る前に一枚撮りました。

夏には更に多くの観光客で賑うであろう砂浜。

自然豊かで綺麗な海ですが、目の前に横須賀のビル群が立ち並ぶ事にギャップを感じてしまいます。

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さあ!

横須賀に向け、10分間の船旅です。

まとめ

猿島は古代に於いては自然と人が共存する穏やかな島として、近代に於いては国を守る為に要塞の役目を担い、空に火を打ち続ける攻撃的な島としての歴史を刻んだ島です。

現在は要塞の役目を終え、再び平穏な姿へと戻り、多くの観光客による自然観察から史跡探訪やBBQなどを楽しむレジャーアイランドとしての役割を担い、今もなお豊かな自然と生々しい戦争の記憶を兼ね備えた貴重な島であります。

都心から近く、夏には海水浴場としても利用され、幅広い見どころを持つ猿島は子供から大人まで十分に楽しめると思います。

無人島と言うと寂しいイメージですが、猿島は人との関わりが今も続き、自然と歴史遺産が多くの人々を魅了する島なので、是非上陸してみてはいかがでしょうか。