年明け早々、よく晴れた休日を利用し、久しぶりに沼津アルプスを登りました。
海のイメージが強い沼津には実は登山可能な山がいくつかあり、その中でも沼津アルプスは多くの登山者に親しまれる山です。
以前にも沼津アルプスを登ったのですが、肝心の富士山が見えず残念な思いをしたので、今回はリベンジという事で再び沼津アルプスを訪れました。
沼津アルプスは標高200~300mと比較的低い山ですが、アップダウンが激しく、とても低山を歩いているような感覚では無い箇所も多数見られるので侮れない山でもあります。
今回は沼津アルプスを香貫山からスタートし、最高地点の鷲頭山を通過後は大平山更に展望の優れた日守山まで縦走し、帰りは沼津アルプスを眺めながらスタート地点まで市街を歩くコースを選択しました。
低山ながら登り応え十分の山だったので、早速登山道の様子や絶景ポイントを紹介したいと思います。
- 沼津アルプスとは
- 沼津アルプスのアクセス(香貫山)、駐車場
- 沼津アルプスの登山コース
- 海と山のスペシャルビュー香貫山の絶景展望台
- 香貫山~最高地点、鷲頭山
- 鷲頭山~日守山(大嵐山)
- 日守山(大嵐山)の大絶景
- 下山後は地道にスタート地点まで歩く
- 沼津市に位置するおすすめの山
- 最後に
沼津アルプスとは
沼津アルプスは沼津市の中央海沿いに聳える標高200~300m前後の山並みで、北の香貫山から南の大平山まで続く山を「沼津アルプス」と呼び、日本全国各地にあるご当地アルプスの1つです。
標高は低いもののアップダウンの激しい箇所もあり、途中には鎖場やハシゴ、岩場などバリエーション豊かな登山道が広がり、展望箇所は決して多くありませんが、時折見られる駿河湾や富士山の光景に目を奪われます。
また、沼津アルプスは伊豆半島が本州に衝突する以前、海底火山の一部として存在し、本州衝突後に隆起して現在の姿になったそうで、山の中には海底火山時代の名残を見る事ができ、伊豆のジオスポットとしても有名です。
特に展望が優れているのは沼津市街に一番近い香貫山で、春には桜が咲き誇り、香貫山公園としても開かれた山なので、登山のみではなく観光スポットとしても親しまれていいます。
沼津アルプスのアクセス(香貫山)、駐車場
アクセス
東名高速道路 沼津ICから車で約20分で香貫山の沼津アルプス駐車場に到着します。
バスの場合はJR沼津駅からバスで約8分「霊山寺」で下車。
駐車場
香貫山の駐車場は慰霊平和塔の近くに無料駐車場がありますが、10台程度しか停められないのですぐに満車になります。
時間指定は無く、24時間利用可能です。(近くにトイレ有り)
また、香貫山には「中瀬駐車場」という、もう1箇所駐車場があり、こちらも無料ですが、時間指定(8:00~17:30)の利用時間なので注意が必要です。
沼津アルプスの登山コース
今回は香貫山の慰霊平和塔からスタートし、日守山公園(大嵐山)まで縦走するコースを選択しました。
日守山公園入口にも無料駐車場があるので、車の場合は逆ルートでも可能になります。
海と山のスペシャルビュー香貫山の絶景展望台
スタートは香貫山公園の駐車場です。
駐車場周辺には桜の木が多く植えられ、春になれば桜が咲き誇り、多くの観光客が訪れる場所でもあります。
駐車場の反対側には風情のある慰霊平和塔である五重塔があり、特に桜の季節になれば富士山とのコラボが絵になると言われています。
たしかに、桜とセットになれば素晴らしい写真が撮れそうですね。
さて、今回は沼津アルプス縦走との事なので、私は登山道へ進みましょう。
公衆トイレ手前に登山道があるのでそちらに向かいます。
暫く階段が続きますが、ここら辺の階段は緩く、そこまでキツさを感じません。
水飲み場…とありますが、これは普通の水道水でしょうか?
水場を越えると再び登山道が続きます。
ここから山頂まではそれほど時間はかかりません。
そして、登山道が終わり道路に出ました。
いったん下って階段を登れば見晴台に到着します。
実は見晴台は山頂ではなく、あくまで展望台という事になるので、香貫山最高峰にはなりません。
階段を登ると展望台に到着。
目の前には電波塔がありますが、どうやらこれが見晴台のようなので登ってみましょう。
電波塔の階段を登ると目の前には素晴らしい絶景が広がっていました。
まず目に飛び込んだのが富士山と愛鷹山、更に沼津市の町並みが広がっています。
富士山の左奥には南アルプスも顔を出していますね。
少し西の方を向くと、まるで弓のように美しい曲線を描いた海岸線が見えます。
海岸線はどこまで眺める事ができるのでしょうか?
焼津くらいまで見えるのかな?
南の方には…おや?ちょこんと小さい島が見えますが、あれは淡島ですね!
その奥の山々も沼津市の山です。
これから歩く沼津アルプスを眺める。
今からあちらの山々を縦走します!
奥に見える尖った山が鷲頭山かな?
少し拡大すると沼津港大型展望水門びゅうおが見えますね!
あの辺りがちょうど沼津港です。
ここから富士山を眺めると、愛鷹山の先端から見事に富士山の顔が見えます。
というか、一瞬愛鷹山が富士山の裾野に見えるのですが…
見事に愛鷹山とフィットしていますw
富士山より東側には箱根の山々が見えますね。
中心に箱根山、周りの外輪山も確認できます。
少し拡大すると南アルプスの聖岳、赤石岳、荒川岳が見えます。
薄ら雪が被っていますが、あちらは3000m級の山々です。
香貫山~最高地点、鷲頭山
さて、再び登山道へ戻りましょう。
今度は香貫山山頂に向かいます。
標識にそって歩くとすぐに山頂に到着できます。
そしてすぐに香貫山山頂に到着します。
ご覧の通りカラフルで手作り感満載の標識が取り付けられています。
実は沼津アルプスの道中の標識はこのような手作りのものがほとんどで、しかも情報量の多い標識になっています。
ちなみに香貫山山頂は展望なし…
なので次の山へ進みましょう。
縦走なので登り下りの繰り返しになりますが、香貫山はかなり整備された山なので登り下りやすい登山道が続きます。
そして再び道路へ出て、桜台方面へ進みましょう。
桜台は公園になっていて、途中東屋があり、周囲には桜の木々が植えられています。
こちらも春になれば桜スポットとして花見を楽しめそうです。
公園から先は階段になっていて、こちらはある程度傾斜がありそうなので、登りは少し大変そうです。
階段が終わると暫くコンクリートの坂道になり、ひたすら下ります。
その後は横山、徳倉山の案内が出てくるのでそちらに進みましょう。
ご覧の通り横山、徳倉山方面の近道があったのでそちらを選択しました。
下り終えると一旦道路に出ます。
横山徳倉山方面は道路を登ったところに再び登山口があるのでそちらまで道路沿いを歩いて行きます。
しかし、これだと沼津アルプスと言っていいのだろうか?
香貫山と横山徳倉山方面の間を割るように道路がありますが、道路ができる前は繋がっていたのでしょうか?
と、そんなことを考えながら歩いて行くと再び登山口が現れます。
突然の登山口なので少し驚きました。
道路沿いとは一変、いきなり急登が始まります。
先ほどの香貫山とは違い、こちらは本格的な登山道が続き、いよいよ縦走ルートという感じがします。
横山まではそれほど遠くないですが、ひたすら急登が続き沼津アルプスの洗礼を受けます。
そして横山に到着。
標高はたたったの183mなのにかなり急な登りを体験しました。
恐らくここから先の下りも急に違いありません。
展望も一切ない山頂でした。
下山と同時に急下りが始まります。
先ほど息を切らしながら登ったのに、もういきなり急下りとは…
何だか虚しいですね。
急な坂を下ると少し平坦で歩きやすい道に出ます。
辺りを見回すと、笹も生えているので、低山ハイクである事を実感します。
沼津アルプスはほとんど展望の無い尾根をひたすら歩きますが、途中このようなちょこっと景色が見える場所も多々ありますので、途中止まって休憩がてら景色を眺めたいところです。
再び分岐点に到着です。
相変わらず手書きの標識が取り付けてありますが…
これ、きちんと山の名前を把握しないと、どちらに進んでいいか分からなくなるのが少し心配です。
沼津アルプスは至る所から登山可能になっているので、標識も複雑になっているので注意しながら確認しましょう。
徳倉山へ向けて再び登りが始まります。
分岐点からいきなり鎖場ですが、これは鎖場とは言えない?ですかねぇ
そして今度は…
なんと!急階段が待っていました!
先が長く、階段も不安定で登りずらかったですね。
急階段を登りきると、少し視界が広がってきました。
辺りもススキが一面に広がり、展望所の臭いがします。
そして遂に徳倉山に到着です。
展望はほとんどありませんが、木々の間から絶妙な富士山の姿が見えます。
徳倉山山頂は広いスペースになっていて、展望は富士山のみになっています。
後ろは木々が生えていて展望は残念ながら望めません。
急階段を登ったので今度は急下り。
アップダウンが忙しいです。
下って暫く進むとこのようなポイントがあります。
こちらも手書きで書かれていますが、どうやら銃座の跡のようですね。
中を覗くと深く掘られ、奥まで繋がっているようでした。
落とし穴みたいになっているので、覗く時は注意しながら覗きましょう。
銃座の先にはこれまた史跡である馬頭観音像があります。
かつてはこの辺りも牛馬が使われ、亡くなったら供養をされていたのでしょう。
馬頭観音の先を歩くと広場に到着します。
しおみち広場という名前の広場で、馬頭観音像による供養の場から戦争遺構、戦後は子供たちの遊び場として変化していったそうです。
時代が変われども、この広場から眺める富士山と海の景観は変わらずにあり続けたのでしょう。
しおみち広場から先は比較的平坦な道が続き、歩きやすい登山道でした。
そして歩き続けると、再び展望が開け、今度は広大な駿河湾を望むコースに差し掛かります。
久しぶりの展望なので、暫く海を眺め続けてしまいました。
しかし展望もすぐ終わり、再び展望の無い地味な登山道に突入です。
地味なコースを抜けると海の展望が開けます。
登山道はススキで覆われていますが、こちらは暫く海の絶景を眺めながら進む道になっています。
登山道に志下山?という標識が転がっていました。
地図にはそのような名前の山はありませんが、かつてはこの名前の山があったのでしょうか?
謎は深まる…
その後はパノラマ台や、き★らら展望台というポイントがあり、富士山は見えませんが海の景色を楽しむ事ができます。
👍や★など個性豊かな看板ですね。
楽しい展望コースを終え、再び茂みのコースへ。
ここから先は最高峰の鷲頭山を目指します。
分岐点に到着しました。
ここは志下峠という場所みたいですね。
おや?志下?
先ほど転がっていた志下山と同じ名前ですね。
その隣にはぼたもち岩というこんもんりとした巨岩があります。
たしかにぼたもちの形をしていますね。
これはあんこかな?
暫く歩くとこれまた立派な岩壁がありました。
これは中将岩と呼ばれ、見上げるほどの巨大な岩壁で下部は窪みになっています。
この窪みは波によって削られたらしく、かつてこの地は海だった事が分かります。
それにしても波の力は偉大ですね~
その窪みには阿弥陀如来像が安置されています。
この洞窟は「中将さん」と呼ばれ、この山に逃げ込んだ中将こと平重衡が隠れた場所の呼び名になっています。
一見、修験道を思い起こす光景ですが、実は悲しい出来事が込められた場所であるそうですね。
阿弥陀如来像の前には玉垣のようなものがありますが、これは何でしょうか?
中将岩を過ぎると再び急登に差し掛かります。
その先には見事な箱根の山々が姿を現します。
拡大すると、頂上駅のような建物も見えます。
ここから鷲頭山までは岩混じりの急登がメインで、踏み外すと滑落の恐れもあるので
、ここは慎重に進みたいところです。
岩混じりの急登を進んでいくと…
小ワシズ山という箇所に到着しました。
こちらからは富士山と美しい弧を描いた海岸線を目の当たりにする事ができます。
が、展望はこの木々の間のみなのが残念です。
しかしこれはこれでなかなか良い感じですな。
小ワシズ山の展望を過ぎるとすぐに終焉切腹之場という恐ろしい場所に到着します。
これは先ほどの登場した平重衡がこの場所で切腹したらしく、本当にそうだったら怖いですね…
ここはスルーしましょう。
切腹の場所を過ぎれば最高峰の鷲頭山まであと少しです。
鷲頭山~日守山(大嵐山)
そして遂に沼津アルプス最高峰の鷲頭山に到着です!
さぁどんな景色が待っているかというと…
なんという事でしょうか!最高峰なのに展望が…ない!
しかし、無いと言えば噓になりますが、今まで見てきた展望よりも視界が悪く、はっきりと景色を見る事ができません。
海側よりも反対側の方が案外景色が見られます。
山頂は広く、シートを広げて食事や休憩するのには最適な空間になっています。
山頂には鷲頭神社があり、社殿ではなく祠として鎮守されています。
由緒によると、伊予国(愛媛)から御祭神を勧請し、古くから鷲頭山山頂で祈られてきたそうです。
また、鷲頭山は海から眺めると一際目立つ存在であり、海に出る漁師たちは鷲頭山を頼りにしていたために、漁師たちからも篤い崇敬を受けていたと書かれていました。
山頂広場には桜の木とみかんの木があり、みかんはちょうど実がなっていました。
さて、最高峰の鷲頭山を後にし、再び沼津アルプスを歩きましょう。
大平山へ向けひたすら下りが続きます。
下っていくと、正面に綺麗な姿の山が見えますが、あれが大平山かな?
下り終えると分岐点に到着しますが、標識が破壊されよく分かりません。
ここで間違えると大平山へ向かう事ができなくなるので、注意しながら進みましょう。
できればアプリの地図で確認したいところです。
分岐点から先は登りに差し掛かります。
道幅が狭く、所々岩が混じった道や細い尾根道もありますが、特に危険個所はありません。
歩きながら展望の良い箇所もあるので、休憩がてら富士山の景色を楽しみましょう。
同じような光景ですが、微妙に違うところもまた良いですな。
鷲頭山までの道と違い、少し複雑な登山道です。
この辺りはあまり歩かれていないのか分かりませんが、木々にはピンクテープがきちんと取り付けられているので、迷う事は無いと思います。
暫く進むと、おや?あれは淡島ですね!
ほんの隙間から見事に島全体が見えます。
拡大すると島を観光している人の様子がまる分かりです。
まぁあそこにいる人たちはここから見られている事なんて知る由もないだろう。
その後は特に厳しい急登は無く、地道に進んでいきます。
そして沼津アルプス最後の山である大平山に到着です。
この山も鷲頭山同様、山頂は広場になっていますが、残念ながら景色を望める箇所がほとんどありません…
まぁこればかしは仕方のない事ですね。
さて、沼津アルプスもここまでですが、実はここから先も尾根が続き、奥まで山が繋がっています。
ここから先は奥アルプスと呼ばれ、地図アプリを開くと破線ルートになっているので難易度は少し上がりそうです。
奥アルプスになるといきなり急下り。
更に道幅もぐっと狭くなり、あまり歩かれていない様子が分かります。
が、道に迷うほどではないので、慎重に進めば問題ありません。
暫くすると巨岩の目立つ登山道に差し掛かり、このようなハシゴが現れます。奥アルプスは確かハシゴが有名と聞いていたのですが、そのハシゴがこれですかね?
しかし、ロープや鎖ではなく、なんでこんなハシゴなんだろう?
不安ながらも、登ってみるとかなり頑丈に設置されています。高さもそれほどないので、ここは簡単に登れます。
登ってすぐに富士山が見られるポイントに到着します。
鷲頭山で見られなかったので、久しぶりに富士山を眺めたようです。
その後もバリエーションルートらしい道が続き、所々ロープ場があり、沼津アルプスで見た急登よりも比較的面白いルートになっています。
そしてここが一番緊張する場所だと思います。
巨岩に纏わりつく木々が何とも奇妙な光景ですが、今までの登山道の中で一番危険度が高いと思います。
特にこのハシゴが怖く、下から眺めても恐怖を感じます。
登りながら横を見ると崖になっているので注意しながらハシゴを登りましょう。
ハシゴはきちんと固定されているので、まぁ大丈夫だと思いますが、気を引き締めて登ろう。
恐怖のハシゴを登りきり、暫く進むとコルの到着します。
コルとは山のピークとピークの間の窪みの所ですが、このような低山だと、ここがコルだというのをあまり感じませんね…
コルを越えると分岐点に到着。
ここまで来ると先ほどのようなカラフル標識ではありません。
やはり、あの標識は沼津アルプスだけみたいですね。
大平山から日守山まではそこまで距離は無いものの、地味に時間がかかるコースになっています。
特段危険ではありませんが、やはりここまで来るとかなり歩いてきた感があります。
さざれ石もありました。
かっこで、君が代と書かれていますが、なにか意味があるのか?
日守山寸前に、何やら採石場跡らしき箇所がありました。
調べると大嵐山付近にも採石場があり、この山周辺は海底火山から噴出して堆積した凝灰岩が豊富で、かつては伊豆石として採石されていたそうです。
そういえば以前訪れた西伊豆の松崎町にも室岩洞という海岸沿いにある秘密の採石場があった事を思い出しました。
採石場でありながらまるで自然にできた洞窟のような構造になり、洞窟内には地底湖のようなものもあり、自由に見学できるので、興味があれば立ち寄ってほしいジオスポットです。
採石跡を進むと恐らく最後の登りに差し掛かります。
長い時間歩き続けたので、地味にしんどい登りになりました…
そして登り終えると平坦な道が続き、徐々に整備された道になっていきます。
そして遂に日守山山頂付近に到着です。
山頂は公園になっていて、朝方訪れた香貫山のような雰囲気になっています。
日守山(大嵐山)の大絶景
香貫山から最後の絶景ポイントである日守山(大嵐山)に到着。
ここからも富士山を始め、素晴らしい絶景が広がっています。
展望台から右を向くと箱根の山々から更に奥の山並みまで見渡せます。
富士山から伸びる裾野が美しいですね。
手前には狩野川が流れ、沼津市の町並みとはまた違うところがいいですね。
標識は2箇所あり、2つとも手作りの小さい標識なので、撮影するのに少し苦労します。
展望台はステージのような造りになっていて、正面に立つと絶景を眺める事ができます。
また、展望台周辺にはテーブルや椅子が設され、いい景色を眺めながら食事や寛ぐことも可能です。
今まで歩いてきた沼津アルプスの山々も確認できます。
しかしまぁあそこからここまでよく歩いたものですね~
奥には南アルプスの山々も眺められます。
さぁ後は登山口まで下るのみです!
日守山山頂から登山口までは所々急ですが、一般の方も登られる方が多く、家族連れの方と何度もすれ違いました。
こんな素晴らしい絶景の公園が近所にあるなんて羨ましい限りです。
そしてゴールの登山口に到着しました。
登山口はどうやら日守山公園の入口として開かれているそうです。
しかし、なんだか鳥居のような入口になっていますね。
下山後は地道にスタート地点まで歩く
さて、登山は終わったのですが、ここからスタート地点まで戻らなくてはなりません。
私は車で来たのでこのまま帰る訳にはいかず、登山口の香貫山まで再び歩く事になります。
まぁ歩くのは困難ではありませんが、ここから先はひたすら町中を歩きながらスタート地点に戻ります。
ショートカットを探すのもいいですが、川沿いの土手道を歩く事をおすすめします。
広い道になっているので、富士山と今まで歩いてきた沼津アルプスを眺めながらゆっくり進みましょう。
歩く事1時間20分くらいで香貫山登山口に到着します。
この登山口も町中からいきなり現れる系で、よそ見をしていたら見逃してしまいそうなので注意しましょう。
最後にこの坂道を登りきると、スタートの駐車場に到着します。
大嵐山の登山口から歩きましたが、スタート地点まで歩くのが嫌な方はバス等を利用されてみてはいかがでしょうか。
沼津市に位置するおすすめの山
今回は沼津アルプスを紹介しましたが、沼津市には他にも登山可能な山がいくつかあり、どれも景色が良く気軽に登れるおすすめな山なので、紹介したいと思います。
発端丈山
発端丈山は沼津市の内浦地区側にある山で、葛城山と城山との縦走コースの一部になっています。
特に展望が良いのは発端丈山展望台と第二見晴台で、内浦を始め淡島とその奥に聳える富士山との景観が美しく、内浦地区から登る事もできます。
また、展望台と第二見晴台よりも手前に発端丈山見晴台という場所もあり、こちらは内浦地区麓から一番近い展望台になっているので、観光がてら眺めたいのであれば、こちらの見晴台がおすすめです。
展望台、第二見晴台より先にも登山道が続き、ロープウェイで登れる葛城山、更に城山まで歩く事も可能なので、縦走登山で登られるのもおすすめです。
実は夕日スポット!?達磨山
沼津市最南端に位置するだるま山高原は西伊豆スカイラインの入口になり、ここから西伊豆スカイラインの最終地点である土肥峠まで素晴らしい絶景が広がるドライブコースになっています。
その中にある達磨山は最高峰を誇り、山頂からは360度の大パノラマを堪能できる山です。
道路沿いには駐車場もあり、歩いて15分くらいで登頂でき、登山だけでなくドライブがてら気軽に訪れる事も可能なので非常におすすめです。
また、麓のみかん直売所の方から聞いた情報によると、達磨山山頂からは夕日がすごく綺麗に見えるそうです。
西伊豆の夕日スポットは海岸沿いに集中し、観光サイトや情報誌でも取り上げられるほど有名ですが、恐らく達磨山山頂から綺麗に見える情報はあまりないと思います。
たしかに西の方の展望も開けているので、綺麗な夕日を望む事ができそうです。
なので、達磨山を夕日スポットとして訪れるのもありかもしれません。
西伊豆のドライブ情報を知りたい方はこちらの記事をご参考ください↓
最後に
今回はご当地アルプスである沼津アルプスを紹介しました。
沼津アルプスは標高100~300m前後の決して高い山ではありませんが、急登箇所もそれなりに多く、縦走となるとあなどれない山になっています。
展望箇所は少ないものの、時折富士山や駿河湾の展望箇所があり、苦しみながらも心洗われる光景を横目にしながら登山をする事ができます。
標高も低いので、基本1年中雪を被ることのない山なので、雪山経験がなくても(場合により積もる可能性あり)気軽に登れるので、沼津で登山をお考えの方は沼津アルプスを登ってみてはいかがでしょうか。