素晴らしき日本の景色たち

主に日本全国の山や景勝地、観光スポットを紹介します

【登山】伊吹山を日帰りで満喫!山頂からの景色や周辺の観光スポットを紹介

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平成最後の山は群馬県南牧村の四ツ又山・鹿岳を登り、14歳の富士登山から始まった平成登山もめでたく幕を閉じました。

そして時代は平成から令和へ変わり、記念すべき令和一座目をどうするか悩み、どうせなら歴史のある山に登りたいと思いました。

更に、平成も富士山という独立峰から始まったので令和も独立峰から始めようと考え、歴史のある独立峰の山というキーワードから、伊吹山か日光の男体山に絞りました。

記念すべき令和一座目なので、出来れば素晴らしい天気の下で絶景を仰ぎたいと思い、両方の山を事前調査したところ、男体山は午前9時~10時頃にガスで覆われる傾向があるのに対し、伊吹山はガスの発生が極めて低いという事が分かりました。

これにより、令和一座目は再訪問ではありましたが伊吹山を登る運びになりました。

今回は令和初の登山記事となりますが、いつも通り登山道の様子や山頂からの景色、歴史等を写真と共にお伝えしたいと思います。

伊吹山のアクセス、駐車場

アクセス

 

車の場合は長浜、米原、関ヶ原インターのいずれも20分程度で登山口に到着します。

電車の場合はJR東海道線 近江長岡駅下車、タクシーで15分程度で到着します。

※400円と書いてありますが、実際は300円です。

駐車場

伊吹山は残念ながら無料駐車場はありません。

なので、登山口周辺には有料駐車場がいくつかありますが、どれも大体500円で、しかも勝手に誘導してくるので初めての方は注意が必要です。(私も初めて行った時誘導されました)

そこで、一番おすすめの駐車場は登山口のゲートの先にある300円駐車場です。

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このゲートを通り、細い道を進むとこのような駐車場に到着します。

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無人なので24時間利用可能で、駐車料金は駐車整理券に必要事項を記入の上、一緒に箱の中に納めるようになっています。

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また、トイレと更衣室も完備されているので、安心して登る事が出来ます。(右の写真は更衣室の中)

伊吹山とは?

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伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境に位置する標高1377mの滋賀県最高峰の山です。

独立峰として聳え立つ美しい山姿とは裏腹に、冬には山上から山麓にかけて激しい風が吹く事から荒ぶる神が宿る山として知られるようになり、伊吹山から吹きだす風を荒ぶる神の息吹きとして感じた為に伊吹山のイブキは「息吹き」という意味になります。

伊吹山は記紀神話のヤマトタケル東征伝説に登場し、平安時代には朝廷より五穀豊穣を祈られた近畿地方の霊山である「七高山」の一つとして選ばれ、戦国時代には関ヶ原の戦いの舞台となり、時代により様々な姿で登場する山としても知られています。

他にも伊吹山には様々な伝説が伝わり、「息吹き」から伊吹山は荒ぶる神が鎮まる山としてのイメージが強いですが、実際の伊吹山は春から秋にかけて山頂から麓まで花が広がり、特に夏の山頂には一面お花畑が広がるほど見ごたえがあり、更に山麓には薬草園が開かれていたほど薬草の山としても有名です。

このように荒ぶる神のイメージに反して人々に癒しや恵みを与えてくれる有難い山の一面も兼ね備えており、日本百名山の他、多数の花が咲き誇る山から新・花の百名山にも選ばれ、現在は多くの登山者や観光客たちが訪れる山になっています。

登山口~5合目

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他の山とは違い、ユニークなデザインのゲートが登山口となっています。

3時間4、50分で山頂に到着と地図に書いていますが、以前登った時(平成27年)私は1時間半で到着したそうです。

あの頃は恐ろしいほど細かく時間を記していたので間違いないと思います。

今回は30分オーバーの2時間で登頂し、20代の時に比べ体力の衰えを思い知らせる登山となりました…

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ゲートには可愛らしい猪が描かれています。

こんな可愛いイノシシちゃんがヤマトタケルを死に追いやるなんて…

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最初はひたすら木々に囲まれた登山道を歩きます。

道も広く、歩きやすいので安心です。

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しばらく進むと、登山道から一変道路に出ます。

地図によるとここが1合目との事です。

周りには宿泊小屋やお土産屋さんがちらほら見られます。

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さて、我々登山者は山頂へ向かうので、道路向かいの登山道へ行きましょう。

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1~2合目からは視界が広がり、草原の中を歩く感じになっています。

道も1合目前より更に歩きやすく、清々しい登山を味わえます。

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ちなみに、昭和時代にはこの辺りはスキー場として開かれていたらしく、ジャンプ台も設置され、皇族も伊吹山でスキーを楽しんでいたそうです。

確かにスキーが出来そうな広い斜面の草原地帯になっている事が確認出来ます。

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振り返るとまだ標高が低いにも関わらず、すでにいい景色が広がります。

休憩の際にこの光景を眺めるのもいいですね。

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途中、こんな看板がありました。

伊吹山に咲く花の種類が掲示され、花を探しながら登山を楽しめそうです。

これを見るとやはり、夏が一番見頃だと思います。

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3合目直前になるといよいよ伊吹山本体が見えてきます。

1300mと特別大きい山ではありませんが、目の前にすると存在感は半端ないです!

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3合目の看板を通り過ぎ、伊吹山本体に向けて出発です。

ちなみに、5合目まではそこまで急登はありませんのでご安心を。

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トイレは3合目で最後となります。

ここから山頂までトイレは一切ありませんので、心配な方はここで済ましましょう。

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しばらく進むと5合目に到着です。

さぁ、ここからが踏ん張りどころでしょうか?

山頂まで一気に急でジグザグな登山道へ変貌するので、気を引き締めて参りましょう!

5合目~山頂広場

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富士登山を思い起こすようなひたすらジグザグに続く登山道です。

7合目までは比較的歩きやすく視界も抜群な道を永遠に登っていく感じになります。

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この辺りにはヤマガラシがあちこちに咲いています。

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つい止まって撮影したくなるほど綺麗で、苦しい時には非常に癒されます。

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8合目に到着です。

ここから先の登山道は岩が多くなるため足場が悪くなり、しかも斜面も更に急になるので一番歩きにくいかもしれません。

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急で歩きにくい登山道ですが、ここから山頂までは短いので一気に山頂へ向かいましょう。

伊吹山山頂の様子と山頂からの景色

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山頂付近に到着すると山頂の案内看板が現れます。

伊吹山は海底火山が隆起して出来た山でありますが、山頂には火口は無く、だだっ広くなっています。

そのために山頂には遊歩道が作られ、それぞれの歩道を歩く事になります。

案内に表示されていますが、山頂全て巡るのに2時間以上かかってしまう恐れが十分に考えられるので、時間に余裕のある人や最初から全部の遊歩道を巡る事を考えていない人は1つか2つに絞った方が無難かと思います。

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山頂には至る所にベンチやテーブルが置かれています。

琵琶湖や周囲の山々を眺めながら食事をとるのもいいですね。

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登り終えた所には立派なトイレがあります。

ここは仮眠も可能な避難小屋としても機能しているので、ご来光を考えている人はここで一夜を過ごす事も可能です。

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山頂には山小屋がずらりと並んでいます。

見た感じ、富士山頂の山小屋に似ているところがあります。(外見が)

山小屋は午前10時から開かれているそうです。

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山小屋のすぐ隣には伊吹山頂の標識とヤマトタケル像が安置されています。

ちなみに、ヤマトタケル像は伊吹山だけでなく、他の山にも置かれているそうです。

群馬県の武尊山(ほたかやま)の山頂にもヤマトタケル像があります。

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山小屋の先は平坦な広場が広がっています。

まるで牧場のように広がる光景は、本当に山頂なのかと思うほど穏やかで、荒ぶる神がいるとは思えない美しい山頂です。

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遊歩道を見てみると、このように大小の白い石が転がっています。

伊吹山は海底火山が隆起して地上に現れた山であり、生物の死骸が集まってできた石灰岩が多く含まれているために、山頂は石灰岩が多く見られます。

元々は海の底だった為に、石灰岩から多くの化石が見つかっているそうです。

見つかった化石や種類を知りたい方は麓にある伊吹山文化資料館に展示されているので、見学してみてはいかがでしょうか。(記事の下の方に案内があります)

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伊吹山は独立峰の為に山頂からは360度のパノラマを楽しむ事が出来ますが、山頂はだだっ広いので場所によって見え方が違いますが、基本今回訪れた中央付近で十分全体の景色を楽しめると思うので、さらりと紹介します。

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琵琶湖方面を望む

苦しい上り坂を終え後ろを振り返るとご覧の通り、日本一大きな湖である琵琶湖を見渡せます。

ここからも良く見えますが、西遊歩道へ向かう途中に琵琶湖展望台があるので、そちらの方がより琵琶湖を望めます。

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中央付近からでもこのように麓の水田と琵琶湖を眺める事が出来ます。

空気が澄んでいれば、奥には比叡山も見えるそうです。

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登り終えて左方面は穏やかな山並みを見渡せます。

特に有名な山々ではありませんが、私個人的にはこのような風景がけっこうお気に入りです。

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有名な山も見渡せます。

奥に見える雪をかぶったピラミッド形は霊峰白山。

遠くから見てもやはり神々しい姿に見入ってしまいます。

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恐らく一番分かりやすいであろう、御嶽山もご覧の通り確認出来ます。

この日は生憎霞んでいて微妙ですが、空気が澄んでいる時は御嶽山の他、槍ヶ岳や乗鞍岳を始め、北アルプスの山々も良く見えるそうです。

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東の奥は名古屋方面

どこまでも平坦な街が広がります。

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南方面は緩やかなお椀形の養老山と御在所岳が見えます。

中央遊歩道を歩いてみよう

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中央遊歩道は伊吹山ドライブウェイの終着点であるスカイテラス伊吹山に繋がっています。

正面には御嶽山、北アルプス、白山を眺めながら進んでいきます。

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中央遊歩道のほとんどはこのように階段になっています。

スカイテラス伊吹山に行くのにここが最短ルートなのでおすすめですが、階段が苦しくて苦手だと思う方は、西遊歩道を使った方が良いかもしれません。(時間は倍かかりますが…)

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長い階段を下ると広い駐車場に到着します。

ここは伊吹山ドライブウェイの終着点で、ドライブがてら山頂まで来られるようになっています。

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駐車場にはお土産コーナーや軽食の出来る、登山者とドライバーの両方が楽しめるスカイテラス伊吹山があります。

ガラス張りの窓になっているので、目の前に広がる琵琶湖を眺めながら食事をとる事が出来ます。

【公式サイト】

www.ibukiyama-driveway.jp

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スカイテラス伊吹山の隣には恋慕観音像が安置され、その横には永遠の象徴であるさざれ石に「恋人の聖地」の看板が付けられています。

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実はここ伊吹山は全国100ヶ所以上ある「恋人の聖地」の一つであり、この観音様は恋愛成就、良縁成就の御利益があるそうで、多くのカップルがこの地に訪れるそうです。

【外部リンク】

www.seichi.net

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観音像の後ろには絵馬掛けのようなスペースが設けてありますが、よく見るとハート形の鍵がつけられています。

これは伊吹ハートロックキーと言い、鍵穴が無いタイプとダイヤル式の2つあり、恋人同士で取りつける仕組みになっています。

一度付けたら二度と取れる事の無い鍵式のハートロックキーをつけて、目の前に広がる雄大な琵琶湖を眺めながら永遠の愛を誓うのも良いかもしれませんね。

ちなみに、これらの鍵は隣のスカイテラス伊吹山で販売されています。

鍵穴が無いタイプは800円、ダイヤル式は500円です。

伊吹山山頂の史跡

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伊吹山には古来より荒ぶる神の坐す山として知られ、多くの伝説が語られていますが、その中で最も有名なお話と言えばやはりヤマトタケル伝説でしょうか。

山頂には伊吹山の荒ぶる神の正体である白い猪が祀られています。

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伊吹山とヤマトタケル伝説

東征を終えたヤマトタケルは、伊吹山に荒ぶる神がいる事を知り、その神を退治してやろうと決意し、叔母から受け継いだ剣を置いて伊吹山へと向かいます。

剣を持たず、まさに徒手空拳な状態で退治しようと、あまりにも山の神をなめていたところに一匹の猪が現れ、それを神の使いと勘違いして無視した為に伊吹山の本当の神の姿である猪の逆鱗に触れ、ヤマトタケルらに雹を降らせ、気絶するほどの致命傷を受ける事になりました。

その後も体調の回復は無く、日に日に体は弱り、やがて伊勢へ向かう途中に亡くなったと語られています。

ヤマトタケルが持っていた剣は叔母の倭姫命から受け継いだ三種の神器である草薙の剣(くさなぎのつるぎ)であり、いつでもどこでも身につけてピンチの時にはいつもこの剣で救われていましたが、唯一その剣を持たなかった時だけ山の神から攻撃を受けて死に至ります。

これは、三種の神器の一つである草薙の剣によって守られ、それはつまり伊勢神宮のご加護を意味するので、皇位を受け継ぐものは常に神器を身に付けなければならない事を物語っています。

まだまだ記憶に新しいと思いますが、令和元年5月1日に「剣璽等承継の儀」により三種の神器が今上陛下へ受け継がれる儀式が行われました。

新天皇として即位されるのには多くの祭儀や儀式が行われますが、その中でも1番早く執り行うのがこの「剣璽等承継の儀」であり、これは皇位を空白にしてはならぬ事から、いち早く皇位の御しるしである三種の神器を継承させる事が何より重要とされています。

三種の神器の継承とされていますが、実際の儀式では、御璽と国璽と共に草薙の剣と八尺瓊の勾玉の「剣璽」が受け継がれています。

この「剣璽」は常に天皇の身近にあるものとされ、天皇が御所から離れる場合には必ず剣璽もご移動されましたが、戦後は神宮参拝のみとされています。

いずれにせよ、皇位を受け継ぐ者は天照大御神から授かった「皇位の御しるし」を常に身に付けなければならない事がヤマトタケルのこの伝説から伝わってくるのではないかと思われます。

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山頂には山小屋のようなお寺が建てられています。

かつて伊吹山も修験の山として栄え、山頂には数多くの石仏や仏像が安置されていたそうですが、明治以降は次第に衰退し、今ではほとんど残されていない状況へ変化しました。

数少ない伊吹山修験の跡として、中には仏像が安置されています。

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山頂の草原の一番高い所には弥勒堂が建てられています。

大きな石で厳重に囲まれた堂の中には弥勒菩薩が安置されていますが、一説によると、これは伊吹山寺を開いた三修の墓ではないかとも言われています。

伊吹山周辺のおすすめスポット

伊吹薬草の里文化センター

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伊吹山から一番近いおすすめ温泉と言えば、伊吹薬草の里文化センター内にある薬草風呂です。

この施設は温泉だけでなく、図書館やイベント会場、コンサート会場などの多目的施設として開館されているので、外見は温泉施設に見えませんが、中には伊吹山の薬草を利用した薬草風呂に入る事が出来ます。

湯船には布に包まれた薬草がまるで麦茶のパックのように浮いており、湯の色もこげ茶色で、いかにも薬草の温泉という感じになっています。

また、露天風呂も完備されていて、雄大な伊吹山を眺めながらのんびりと浸かる事も可能です。

麓の駐車場から5分くらいで到着するので、登山後にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【基本情報】

料金:大人600円、子供300円

利用時間:12:30~19:30

休館日:毎週月曜(祝日は開館)

駐車場:無料

【地図】

 

【公式サイト】

joyibuki.info

道の駅伊吹の里

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伊吹は日本の蕎麦発祥の地と言われています。

奈良時代に修行僧が唐からそばを持ち帰り、この地で栽培した事から蕎麦の歴史が始まったと伝えられています。

そんな歴史ある伊吹の蕎麦を食べる事の出来るお店がここ、「そば処伊吹野」

そば処伊吹野は道の駅伊吹の里の中に属するお店で、店内での食事の他、伊吹のそば粉を使用されたお土産も多数販売されています。

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蕎麦は冷やしと暖かい蕎麦を選べますが、伊吹そばの本来の味を楽しむのであれば、冷たい蕎麦で食べるのをおすすめします。

【公式サイト】

www.ibukisoba.co.jp

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また、そば処以外にも、お土産や地元野菜の販売も行われ、更に道の駅内には牛乳や乳製品の工場があり、中にはアイスや伊吹牛乳で作られたお菓子も販売され、特にアイスは種類が豊富で味も濃厚なので、訪れた際にはぜひ食べてみて下さい。

【地図】

 

伊吹山文化資料館

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伊吹薬草の里文化センターのすぐそばにある伊吹山文化資料館は伊吹山の自然や文化、麓の人々の暮らしに関する生産用具などが展示されています。

廃校を利用した造りになっていて、1階と2階でテーマごとに展示室が開かれています。

伊吹山の歴史や民俗に興味のある方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

【基本情報】

入館料:一般200円、中学生以下100円

開館時間:午前9時~午後5時

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館)

【地図】

 

三島池

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伊吹山全体の写真を撮りたいのなら三島池がおすすめです。

三島池はグリーンパーク山東という様々なスポーツが出来る複合公園内にある池で、堂々たる伊吹山と風情のある池とのコラボが何とも良い雰囲気を醸し出し、写真の撮りがいのある場所です。

池の中には、写真でも確認できる日本最大級の雪見灯篭があり、近くまで寄る事が可能です。

運が良ければ逆さ富士ならぬ逆さ伊吹を撮る事が出来るので、行かれてみてはいかがでしょうか。

※公園内には無料駐車場有

【地図】

 

最後に

伊吹山は歴史の山と同時に花の山でもあり、麓から山頂まで多くの種類の花が咲き誇る山として人気を博し、特に夏の山頂は一面お花畑が広がり、最も見ごろを向かえる時期となります。

山頂からは琵琶湖の他、360度の大パノラマが楽しめ、更に山頂の地面には大量の石灰岩があるので、運がよければ化石も発掘できるそうです。

登山道に危険箇所は無く歩行距離もそれほど長くないので、下山後の観光も十分に楽しめ、日帰りとしての計画も立てられると思います。

登山以外でも伊吹山ドライブウェイにより車での登頂も可能となり、登山だけでなく観光としても楽しめる山になっています。

ぜひ、神話の時代から今に至るまで様々な姿で人々と関わりを持ってきた歴史ある伊吹山へ足を運んでみてはいかがでしょうか。