素晴らしき日本の景色たち

主に日本全国の山や景勝地、観光スポットを紹介します

御嶽山登山|黒沢口(六合目)から剣ヶ峰、三ノ池までのコース及び絶景を紹介!

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世の中の3連休が終わっても、私の3連休はこれから始まる…

ということで、9月前半の3連休の翌日である17~18日は連休をいただき、今年の夏休みは長野県の木曽へ旅をする事になりました。

毎回のように登山と温泉、周辺の観光を楽しもうと入念に計画し、登山に於いては木曽の名峰である御嶽山を登りました。

御嶽山といえば5年前の9月27日、晴れ渡る空の下で噴火し、多くの犠牲者を出した山である事は記憶に新しいと思います。

特に被害の大きかった王滝口は今現在九合目までしか登れず、更に開通の目処もまだ立っておらず、奥社の完成も来年にずれ込む状況との事でした。

そんな中、昨年の9月26日から10月8日の間のみ、安全確保が取れた為に山頂に向かう一部の登山道が開通し、山頂まで登れるようになり、そして未だ規制が続いていますが、本年は7月1日から10月16日までの間に規制緩和が行われ、昨年と同様山頂に向かう一部の登山道が通行可能になりました。

今回は6合目の黒沢口から期間限定である山頂までの一部の登山道を通り、最高峰の剣ヶ峰へ登頂したので、山頂までの道のりや現在の山頂の様子並びに山頂からの景色、更に美しい三ノ池まで訪れたので合わせて紹介したいと思います。

コースの紹介(黒沢口)

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黒沢口には四合目と六合目の二つの登山口があります。

今回は下山後に御嶽神社を参拝する予定でしたので、山頂に一番近い六合目から登りました。

登ったコースは、登山口から女人堂を経て剣ヶ峰へ向かい、三ノ池も見たかったのでサイノ河原避難小屋辺りから三ノ池を眺め、再び女人堂経由で下山しました。

六合目駐車場~女人堂

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登山道の入口の様子。

ここからいよいよ登山開始です。

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七合目まではこのような階段をひたすら登ります。

不揃いな感じの階段ですが、そこまで急な階段ではないので、ここはサクッと行きましょう。

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一応お伝えしますが、登り始めは日の出前だったので、ご覧のように登山道は漆黒の闇に包まれています。

誰もいない暗闇の登山道は昼間には味わえない異様な雰囲気を感じる事ができます。

ただ、空を見上げると星が綺麗なので、個人的にはナイトハイクも好きです。

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しばらく歩くと山小屋が見えてきます。

参拝休憩所の山小屋のようですが、地図によると休業中と書かれていました。

扉の前には木材が置かれ、もう長い間使われていないようにも感じますが…

またいつか開くのでしょうか?

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ここから七合目の行場山荘まではそこまで時間はかかりません。

今まで登ってきた登山道とほとんど変わらない道が続いていきます。

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そして七合目の行場山荘に到着です。

中は広く、多くの人が休憩をとる事が出来ると思います。

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ふと見上げると、各教会や講が奉納したであろう掛け軸のようなものが飾られています。

ここで、御嶽山のマークに注目して頂くと分かると思いますが、御嶽山の形が台形だったり、富士山のような形をしているマークがあります。

木曽に住んでいる知り合いの方によると、御嶽山は見方によって形が違うので、場所によって御嶽山のデザインも異なるそうです。

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ちからもちが名物らしいです。

その他メニューもたくさんあるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみたいものです。

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行場山荘のすぐ隣には覚明社というお社がありました。

覚明とは、ここ黒沢口を開いた行者の名前です。

かつて御嶽山を登るには厳しい重潔斎を行わなければならず、主に専門の修行者のみ登る事を許された山でした。しかし、江戸中期に覚明という行者が軽精進のみで登拝を可能にした事から、今まで登る事の出来なかった多くの民衆に支持を受け、黒沢口は開かれました。

そんな偉業を成した行者がここに祀られています。

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お社の横には覚明がここで修行を行ったと言われている行場があります。

八合目以降は森林限界となり、神々しい御嶽の姿が見えるので、その前にここで潔斎を行っていたのでしょうか?

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さて、早く森林限界まで行きたいという気持ちが高まりましたが、暫くは今まで通りの登山道が続きそうです…

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太陽が登りだいぶ明るくなってきましたが、不揃いな階段が永遠に続いています。

正直この辺に来ると飽きてきました。

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そして遂に八合目の女人堂に到着しました。

登山口から今まで山小屋は1つしか無かったので、ここで少し休憩しました。

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見上げると、ご覧のように素晴らしい王の嶽である御嶽の主峰が眺められます。

今までガスが多く、ひょっとしたら山頂もガスまみれではないかと不安でしたが、私が到着した途端、一気にガスが引けました!

不思議なものです。

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女人堂の裏には夥しい数の霊神碑が立てられています。

この霊神碑は御嶽信仰の独自のもので、御嶽山で修行をした者は死後自分の魂は御嶽山に帰ると信じられ、石碑には自分の名前を書き、魂が御嶽山に宿っている事を暗示するために立てられています。

麓や道路沿いに無数の霊神碑が立てられているのが分かると思います。

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朝日を拝んでいるかのように一斉に太陽の方を向いている霊神碑は、まるで下界にいる人たちを見守っているように感じます。

女人堂~剣ヶ峰

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さて、女人堂を後にし、山頂へ向かいましょう。

先ほどまでの道とは違い視界が開け、いよいよ森林限界突破という感じになりました。

ここからは雄大な山頂を眺めながらの登山ですね。

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暫く進むとこのようなゴロゴロとした岩が現れます。

ここにきて、ようやく火山を登っているんだなと実感できます。

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この辺りに来るとようやく高山に登っているのだなと実感します。

山頂直前の石室山荘が近づき、ここから先はより一層険しい道になりそうです。

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振り返るとちょうど目線よりちょい下にガスが出現しています。

いつもなら、このままガスで覆われてしまうのではないかと心配になり、急ピッチに歩いてしまう癖がありますが、この時はなぜか青空とガスのコントラストが絶妙で、つい見入ってしまいました。

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石室山荘周辺も危険を伴うような道ではありませんが、ガレ場で足元が不安定なので特に下山時には注意が必要です。

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石室山荘は断崖に建てられています。

ここからの眺めも良さそうですね。

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山頂直前には覚明の像が立てられている覚明社があります。

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像の他に霊神碑も祀られていました。

山頂直前にここで何らかの祭儀が行われているのでしょうか?

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ここまで来れば山頂まであと少しです、

焦らず慎重に登りましょう。

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振り返ると太陽と青空、鳥居と雲海が見事だったので思わず写真を撮ってしまいました。

行者たちもここから御来光を眺めていたのでしょうか?

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足場の悪いガレ場を抜けると、遂に御嶽山唯一の3000mを越える剣ヶ峰が見えてきます。

ようやく山頂エリアに突入です。

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暫く行くと剣ヶ峰方面と二ノ池方面の分岐点に到着します。

噴火から数年の間、登山禁止となっていましたが、昨年から期間限定で剣ヶ峰まで登れるようになりました。

正面に見える剣ヶ峰は左のルートを通ります。

さっそく登ってみましょう。

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剣ヶ峰へ登る際は遮るものが無く、絶景を眺めながら登る事が出来ます。

素晴らしい雲海に何度も足を止めて写真を撮ってしまいます。

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また、道幅は広く急な登りではないので、スムーズに絶景を楽しみながら登る事が出来ます。

道もきちんと整備されています。

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剣ヶ峰の手前までやってきました。

恐らくここには山荘か何か建てられていた場所だと思われます。

噴火から五年が経ちましたが、ご覧の通りまだまだ復旧の作業が続いています。

それほど激しい噴火であった事が肌で感じます。

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後ろにはシェルターが設置されていました。

元々はここに山荘が建てられていましたが、今はいつでも避難できるようにこのようなシェルターが作られています。

合計90人ほど入れるそうです。

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シェルターの横には噴火によって犠牲になられた方々の慰霊碑が立てられています。

5年前の9月27日、天気の良い土曜の昼頃に噴火したために残念ながら多くの犠牲者を出してしまった事は記憶に新しいと思います。私も当時ニュースで噴火する映像を見ましたが、今見てもやはり恐ろしい光景です。

今回訪れた日も当時のように素晴らしい青空の下であった為に、正直心が痛みましたが、剣ヶ峰へ登る前にここで手を合わせ、犠牲者たちが安らかになられるように黙とうしました。

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慰霊碑のすぐ横には最高峰である剣ヶ峰へ続く階段があります。

これを登り切ればようやく最高峰に到着ですが、この階段は意外に急で、足に負担がかかります。

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階段の途中には噴火により破壊された灯篭や折れ曲がった灯篭がそのまま残され、噴火の恐ろしさを物語っていました。

剣ヶ峰(山頂)の様子と景色

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そして遂に御嶽山の最高峰である剣ヶ峰に到着しました。

広々とした山頂で足場も悪くなく、安心して絶景を楽しめる場所になっています。

噴火直後は恐らく灰まみれでしたが、今はほとんど灰が処理され、奥宮も綺麗になっていました。

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お社もご覧の通り綺麗になっています。

信仰の山にはこのように奥宮が必ず建てられていますが、私は奥宮に到着したらいつも大祓詞を奏上します。

奥宮は山の頂に建てられ、神様に最も近くとても重要なお社として鎮座されています。

そんな神聖な場所に設けられたお社で唱える祝詞はとても気持ちが良く、清々しい思いになりますが、今回は噴火により亡くなられた方がおられた場所でもあるので、犠牲になられた方々へ思いを馳せながら大祓詞を奏上させていただきました。

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ピースポールと鐘が取り付けられていました。

ちょうど鐘の向こうには摩利支天が聳えていますね。

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それでは、最高峰の剣ヶ峰から素晴らしい景色を眺めましょう。

階段を登って振り返ると青空と見事な雲海が広がっていました。

この日は雲が多かったので見えませんでしたが、本当は中央アルプスや南アルプスの山々が眺められるそうです。

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北を向くと、目の前に二ノ池とサイノ河原、奥にはピラミッド形の乗鞍岳と更に北アルプスの山々を眺める事が出来ます。

目の前の二ノ池はご覧の通り、未だに灰に覆われています。

本来ですと綺麗な色をした池ですが、元に戻るまでに時間がかかりそうです。

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剣ヶ峰のすぐ下には一ノ池がありますが、こちらは全て灰に埋もれていました。

真っ白で本当に池であるのかも分からないほど積もっています。

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一ノ池の奥にも登山道がありますが、あちらはまだ通行禁止との事です。

あそこからは白山がよく見えるとの事で、開通したら歩いてみたいですね。

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奥宮の後ろは岐阜方面です。

特に高い山は無く、平野が続いていますね。

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南の方角には噴火の跡でしょうか、真新しく生々しい噴火口が見えます。

王滝口山頂のすぐ横で噴火し、噴火前と後では地形が変わってしまったとの報告もあるそうです。

改めて火山の恐ろしさを痛感します。

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山荘跡地から更に下った所には、王滝口の頂上が見えます。

残念ながら今年中には改修が間に合わないそうで、王滝口からの登山もまだ時間がかかりそうです。

しかし、改修を終えた暁には王滝口からの登山も可能になるそうなので、一日も早く復興される事を祈るばかりです。

剣ヶ峰~サイノ河原避難小屋

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さて、再び剣ヶ峰と二ノ池の分岐点に戻ってきました。

ここからは二ノ池、三ノ池方面へ続く道で、今回は三ノ池を眺められる所まで行く予定なので、さっそく行ってみたいと思います。

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二ノ池と登山道の区別がつかないほど、まだ多くの灰が池に積もっています。

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ご覧の通り、本来は綺麗な色を見せてくれますが、残念ながら未だに灰色となっています。

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下を見てみると、灰が積もっているのが分かります。

触ってみましたが、もの凄くさらさらしていました。

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二ノ池の目の前には二ノ池山荘があります。

こちらの山小屋は営業されているそうです。

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二ノ池山荘を越えると三ノ池方面の道が開けます。

ここから先はだだっ広い登山道になりそうです。

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遠くの景色は見えませんが、御嶽山の広い山頂部を眺めながら進んでいきます。

目の前には剣ヶ峰からも見えた摩利支天がでっかく聳え、その下にはサイノ河原が広がっています。

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サイノ河原に到着しました。

ここも他の山の賽ノ河原のように石を積み上げられた光景が広がっています。

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賽の河原にはこのようにお地蔵様が祀られています。

賽の河原は幼くして命を失った子供の霊が自分の早すぎる死という罪を償うために、布施行として小石を積み上げ、必死に塔を作っている様子を表しています。

しかし、見張りの鬼により痛めつけられるという悲しい光景が広がっているそうですが、それを救うために地蔵菩薩が祀られ、子供たちがお地蔵様によって助けられるという意味から賽の河原には多くのお地蔵様が安置されています。

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サイノ河原を越え振り返ると、広大な山頂部と先ほど登った剣ヶ峰がよく見えます。

独立峰では富士山の次に高い御嶽山ですが、山頂部は桁外れに大きい山である事が分かりますね。

荒々しくも美しいこの光景に暫し見とれてしまいました。

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そして、サイノ河原避難小屋を少し越えると、ご覧のように美しい三ノ池が姿を現します。

綺麗な青色の池はまるで宝石のように輝いています。

この光景を見ると、昨年の7月に訪れた浄土平の一切経山から眺める「魔女の瞳」を思い出します。魔女の瞳とは何だ?と思う方はこちらの記事をご覧ください↓

www.narisuba.com

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拡大してみました!

いかかでしょうか?

コバルトブルー一色の綺麗な池に暫く見とれてしまい、何枚も写真を撮ってしまう自分がいます。

池には空に浮かぶ雲も写っている事から、もの凄く透き通った池である事も分かりますね。

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三ノ池から女人堂へ抜けるルートがありますが、女人堂で調べたところ崩落と落石により通行禁止となっていました。

なので、ここから引き返し女人堂まで下り、元の駐車場へ戻る事にしました。

下山後のおすすめ温泉

霊峰ライン沿いには気軽に立ち寄れる温泉はありませんでした。

麓の一合目から車で走りましたが、温泉宿も数件あるのみで、地図にも道路沿いに日帰り温泉は無く、下山後の温泉を探すのに一苦労しました。

下山後に聞き込みをしたところ、比較的近い所に日帰り温泉があるとの情報を得て、さっそくその温泉宿に行きましたので、紹介したいと思います。

旅館けやきの湯

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黒沢口に続く国道473号の二合目付近に、開田口へ向かう分岐点があるのでそこを曲がり、分岐点から車で3、4分くらいの所にけやきの湯はあります。

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こぢんまりとした温泉で、のんびりと入浴する事ができます。

ちなみに、シャンプーやボディーソープも完備されていました!

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宿泊者だけでなく、日帰り入浴者にも食事が可能で、メニューも豊富でした。

この旅館は山菜料理がメインとの事で、私は天ぷらそばを注文しましたが、天ぷらは山菜でした。

また、川で獲れた魚も豊富なので、魚料理もおすすめだそうです。

基本情報(日帰り温泉)

・住所 〒397-0101 木曽郡木曽町三岳2388-1

・電話番号 0264-46-2818

・料金 400円

・駐車場 有り

・定休日 有り(不定休) ※不定休の為、訪れる際はご連絡した方が無難です。

・地図↓

 

鹿の瀬温泉

中の湯駐車場から御岳ロープウェイ方面の道路沿いに、鹿の瀬温泉という旅館があります。

こちらも日帰り入浴が可能との事で、距離的にはこちらの方が近いと思います。

帰りはそのまま県道20号を下れば、元の道に合流します。

【外部リンク】

www.kisoji.com

御嶽山黒沢口(六合目)のアクセス、駐車場及び規制情報

 

アクセス

車の場合は中央道伊那ICから国道361号、19号を経て、元橋という信号を右に曲がり、ひたすら走れば六合目に到着します。

電車の場合は、JR木曽福島駅から御岳ロープウェイ線のバス約50分で中の湯(六合目登山口)に到着します。

バスの料金は片道1500円

路線図、時刻表はこちらをご覧ください↓

www.town-kiso.com

駐車場

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六合目の登山口には無料駐車場があります。

100台ほど停められる駐車場は広く、車中泊も可能です。

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駐車場にはトイレも完備されています。

24時間利用可能です。

規制情報

山頂までの一部が通行可能になりましたが、引き続き立ち入り規制がされています。

登られる方は最新の情報を確認した上で登山計画を立て、入山しましょう。

www.town-kiso.com

最後に

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 昨年からようやく山頂まで行けるルートが開通し、本年度も期間限定ではありましたが、最高峰の剣ヶ峰に足を運ぶ事ができるので、開通期間に登ろうと思っていました。

最高峰の剣ヶ峰付近は5年経った今でも噴火の恐ろしさを分からせる光景が広がり、実際にこの場所で多くの方が亡くなられたと思うと、やはり心が痛みました。

なので、今回は慰霊登山という形で御嶽山を登らせていただき、更に5年経った今の様子も合わせて伝えたいと思いました。

生々しい光景が広がる剣ヶ峰付近でしたが、朝早くから復興に向けての作業が行われ、いつまでも悲観的ではなく、これから先の事も大事なんだと改めて感じる事もできました。

御嶽山は5年前の噴火により怖い山、恐ろしい山というイメージがついてしまったと思いますが、実際に登ってみると広大な山頂部や美しい池があり、更に御嶽山と人との交流の証である霊神碑が多数祀られている光景から、実際は神の山として崇められ、その美しい自然の姿により人の心を癒してきた事を肌で感じます。

今回は歴史ある黒沢口から登りましたが、未だに登山禁止となっている王滝口もいち早く開通し、登山者や登拝者が登れるようになる事を祈るばかりです。

そして、王滝口が登山可能となる暁には私も登らせていただき、様子をお伝えしたいと考えています。

これから先もまだ規制が続くと思いますが、御嶽山の素晴らしい自然や歴史を感じながら登られてみてはいかがでしょうか。