
諏訪湖の北東部に位置する霧ヶ峰は穏やかな山容を成す高原地帯で、遠くから眺めても緩やかな山並みが一目で分かります。
そんな遠くから眺めても美しい霧ヶ峰は初夏から秋にかけて様々な花が咲き誇り、更に広大な湿原を有する天空の楽園のような美しい景観が続く山でもあります。
さて、美しい高原の霧ヶ峰ですが、夏になると山肌一面に橙色のニッコウキスゲが咲き誇り、毎年の如く多くの観光客を魅了するほど美しい光景が広がっています。
ニッコウキスゲが見られる箇所は限られており、車山高原、富士見台、車山肩、八島ヶ原湿原に多く見られ、特に人気のある場所は、ビーナスライン沿いに位置する富士見台や車山肩です。
ニッコウキスゲがちょうど見頃に霧ヶ峰を訪れ、車山登山がてら富士見台と車山肩の美しいニッコウキスゲを堪能する事ができました。
なので、今回は霧ヶ峰の中で最も人気なニッコウキスゲポイントである富士見台を中心に紹介したいと思います。
大人気のニッコウキスゲポイント、富士見台

絶景ロードのビーナスラインをひたすら車山高原方面へ走らせると、途中高原一面黄色に染まる箇所に目を奪われます。
何も無ければ素通りしてしまう場所ですが、この時期になるとニッコウキスゲの群生が見られ、ドライブの途中でも気づくほど美しい光景に足を止めてしまいます。

ビーナスラインには途中展望所がいくつかあり、ドライブの途中に車を停めて絶景を楽しんでいる方がちらほら見られますが、ここ、富士見台の駐車場には一際観光客が多く、一瞬何事?と思えるほど多くの人で賑わっています。
最初は分からず素通りしてしまいましたが、調べるとこの富士見台は特にニッコウキスゲが綺麗な場所だと分かり、車山の後に急きょ訪れる事になりました。

富士見台の駐車場は広く、食事処を備えたお土産屋が一軒あり、まるで道の駅のような雰囲気のある場所です。

その富士見台のお土産屋さんの向かいの道路の先にニッコウキスゲ群生地への入口があります。
ドライブ中だったら見逃してしまうような地味な入口です。

登山というよりも丘登りの感覚で、緩い坂道を登っていきます。
その両サイドには山肌を一面、黄色に覆いつくすニッコウキスゲが隙間なく咲き誇っています。


車山肩周辺と違い、こちらは間近にニッコウキスゲを観察する事ができます。
やはり間近で眺めたいものですね。


しかし、道の幅が狭く、平日でも行列が続くので、写真を撮る時は前後をしっかり確認して邪魔にならないように撮影しましょう。


青い空、緑色の草原、そして橙色、もしくは黄色に咲き誇るニッコウキスゲの群生が何とも美しい景観を成しています。
登るにつれ、ニッコウキスゲも多くなり、まさにお花畑という状況になります。


近くでニッコウキスゲを撮るのもいいですが、この富士見台は展望も優れる場所なので、遠くに聳える南アルプスや近くの八ヶ岳連峰とコラボ写真を撮るのもおすすめです。

また、富士見台という展望台なので、もちろん富士山も眺める事ができます。
しかし、時間も午後を過ぎていたので、周囲の山々はガスで覆われ確認が難しい状況でした。
写真は辛うじて富士山が写っていますが、午前中のガスが発生していない時間帯ならもっと綺麗に富士山が見えるはずです。

正面に見えるのは霧ヶ峰最高峰の車山ですね。
最高峰ですが、穏やかな山容を成しています。
ちなみに車山肩から車山へ向かう登山道の途中、この富士見台を眺める事ができる場所があり、黄色に染まった素晴らしいこの丘を眺める事ができます。

道は途中で途切れ、ここから先には行けないようになっています。
その気になればここから車山山頂まで登山道を作る事も可能のように思えます。
しかし、看板の通りここから先は侵入禁止なので、引き返しましょう。


最奥の周辺を眺めると、一面ニッコウキスゲに覆われ、黄色い絨毯が広がっていますね。

帰りも美しいニッコウキスゲを眺めながら駐車場へ戻りましょう。
場所は白樺湖から車山肩へ向かう途中にあり、入口手前にはドライブインと大きな駐車場があります。
駐車場は約80台ほど停められます。
ドライブインはお土産の他、食事処もありました。
ドライブインの営業時間:(春夏秋)9:00~17:00 (冬12月~3月)10:00~16:00
ドライブインの休業日:春夏秋:無休 冬:土日祝日のみ営業
こちらも定番、車山肩周辺のニッコウキスゲ

さて、最も美しいニッコウキスゲが見られる富士見台を紹介しましたが、車山肩周辺もニッコウキスゲの群生が見られ、登山道も歩きやすく整備されているので、おすすめです。
車山山頂に一番近い登山口であるので、山頂を目指す登山者や湿原巡りの方が多く、賑やかな場所になっています。


ニッコウキスゲは登山道の周辺に見られますが、富士見台と違って二重にロープが張られているので、近くでの撮影はできないようになっています。

しかし、登山道が広く視界も開けているので、富士見台よりは落ち着いてニッコウキスゲの撮影を楽しむことができそうです。



ちなみに車山へ向かう途中にもニッコウキスゲの群生が見られます。
車山肩入口にも無料駐車場(約100台)がありますが、平日でもすぐに満車になるので注意が必要です。
また、車山山頂を目指す方は、山頂まで一番近い車山肩から登るのがおすすめです。
サクッと車山山頂を目指そう

ニッコウキスゲのみ楽しのもいいですが、時間に余裕のある方はぜひ車山山頂まで目指しましょう。
車山肩の登山口から約45分で車山山頂に到着します。


登山道も石混じりで、若干歩きにくい箇所もありますが、基本緩やかな上り坂のみで、危険個所も無く、霧ヶ峰の美しくも雄大な山並みを眺めながら登る事ができます。

山頂には霧ヶ峰のシンボルでもある、レーダードームがあり、このドームが見えてきたら山頂まであと少しです。


霧ヶ峰の最高峰である車山山頂は標高1925mとほぼ2000m級の山で、山頂からは日本アルプスや御嶽山、富士山など、国内を代表する名山を見渡す事ができ、山頂は広々としているので、ゆっくりとのんびり絶景を楽しみましょう。

また、山頂には車山神社というお社があり、天空の鳥居も目の当たりにする事もできます。
雄大なドライブコース、ビーナスラインもおすすめ

ビーナスラインは、諏訪湖麓の茅野市から白樺湖、車山高原とその先にある美ヶ原高原まで続く約76kmの観光道路です。


特に素晴らしい景色を楽しめるのは白樺湖から車山高原に向かうコースで、この道路からは八ヶ岳連峰を始め、南アルプス、更に北アルプスまで眺めながらドライブをする事ができます。

場所によっては駐車場から登山ほどではない軽いトレッキングや散歩程度のコースがあり、気分転換に雄大な草原を歩いてみるのも楽しいと思います。


ビーナスライン走行中の途中にはいくつもの絶景ポイントや思わず車を停めてしまうような箇所もあり、更にお土産屋さんや食事処も多数あります。
あっ!と思ったらすぐに車を停めて雄大な光景に出会ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに旅の駅、霧ヶ峰ビーナスラインもおすすめで、こちらは道の駅のような造りになっており、信州土産やご当地名産が販売され、駐車場には様々な屋台やグルメコーナーもあるので、一度立ち寄ってみる価値はあります。
営業:4月下旬~10月下旬
営業時間:10:00~
定休日:不定休
駐車場:有り(無料)約200台
最後に

今回はニッコウキスゲが間近に見られる富士見台を中心に紹介しましたが、広大な霧ヶ峰にはまだまだ多数のニッコウキスゲが見られるポイントがあり、見頃も若干異なるので、情報を確認しながら訪れましょう。
また、ニッコウキスゲに限らず、霧ヶ峰はハイキングから登山、ドライブに至るまで幅広く楽しむ事のできる山なので、ドライブをしながら絶景を眺めたり、気軽にサクッとハイキングコースを歩き、霧ヶ峰の美しく広大な自然に触れてみるのも楽しいので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。