世の中には人面○○という奇妙な生き物や物体が存在していることをご存知でしょうか。
人面犬、人面魚、人面蜘蛛、人面木、人面…
そう言われれば確かに見えなくもないものから、誰が見ても明らかに人間の顔に見えるものまで様々な形で報告されています。
また、この人面○○を用いることで多くの観光客を楽しませるスポットも存在しています。
有名どころと言えば、日光の人面木や壇ノ浦の戦いで敗れた平氏の亡霊が宿ったと言われている平家蟹など、他にも多くの人面シリーズが私達の知らないところでブームになっている可能性も無きにしもあらずだと思われます。
さて、今回紹介する珍スポットは、群馬県南牧村の人がほとんど通らないであろう川沿いにひっそりと横たわっている、恐ろしいような、愛おしいような人面石です。
目次
人面石の場所
南牧川をひたすら上流に向かって行き、熊倉不動滝を越えると道幅がかなり狭くなるので注意が必要です。
車はぎりぎり停められる程度なので、小型車で訪れる方が望ましいです。
南牧村最奥へいざ潜入!
南牧村は人口減少が著しく高齢化日本一の村と言われ、人口は2000人を切ったそうです…
空き家のまま放置され、朽ち果てる姿が著しい南牧村の最奥。
このような光景は何だか切ないです。
集落をさらに進むと道が細くなってきます。
慎重に運転するように心がけましょう。
駐車場はもちろんありませんが、1台ほど人面石の手前に停められるスペースがあります。
以前は人面石という看板がありましたが、
今回訪れた時は残念ながら看板はありませんでした。
なので、目印となるのはこの折れた竹でしょうね。
しかし、いつまでも竹が横たわっていると思えませんので、少し危ないですが、川で眠っている人面石を捜しながらゆっくり進みましょう。
ちなみに、写真では更に奥まで続いていますが、途中でどん突きとなりますので注意して下さい。(Uターンできるスペース有り)
道路から十分に見えますが、ギリギリまで近づいてみましょう。
意外に降りづらいので注意が必要です。
怪石、人面石とご対面!
不安定な岩に三脚を置いて撮影しました。
この人面石、以外に大きいです。
誰かが彫刻したのではないかと思うほど立派な顔つきです!
しかし、苦しんでいるような…何か訴えているような感じです。
そう考えるとゾッとします!
周りは大きさもそこまで大きくなく、どこにでもある石ですが…
この人面石は明らかに人の顔だと分かりますね。
別の角度から。
やはり人が横たわっているようにしか見えません。
ちなみに、下に降りて人面石に近づかなくても、道路上から十分に顔の様子が分かるので、不安だと思う方は無理せずに人面石を観賞してください。
私は下に降りて撮影しましたが、何度か滑りそうになったので、降りる際には十分な注意が必要です。
帰りにふと見上げれば…
集落より、西上州の山の中で危険な部類に属する碧岩が聳えています。
以前に碧岩に登りましたが、あのロープ場は怖かったなぁ~
まとめ
人面石の案内看板が無くなり(恐らく数年前)、場所が分かりにくくなっていましたが、一目見ただけで分かってしまうほど立派な人面石です。
人の顔に見えるだけでたくさんの写真を撮ってしまうほど夢中になり、十分な観光スポットといえる場所でした。
南牧村は自然豊かな村で、登山から滝巡り、花や紅葉を楽しむことの出来るおすすめの地域です。
この人面石は南牧三名瀑の一つである象ヶ滝の手前に位置するので、滝巡りの際に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?